第253毛 稀有
シ「…む…ここは…」
モ「ここは、我々ボタニストが必要と判断した要人のみを連れてくる場所です」
パ「へ〜…どこかのお城みたい…」
エ「懐かしいですね〜」
ラ「!? え、エクステさん、来たことが??」
エ「はい。以前、仕事関係で『要人』扱いになり、連れてこられました」
ヨ「………怖そうなお仕事ですか…??」
エ「いえいえ、そんな事ないですよ〜」
モ「…よろしいでしょうか??」
エ「あっ、すみません」
モ「ではコチラへお越しください」
廊下をしばし進み、豪勢なトビラをモイスチャーが開ける。
なかには…
ゴウモウ「…!! おお、勇者様…皆様…」
シ「これはゴウモウ王。ご無沙汰してます」
パ「……王…なんか痩せました??」
ゴ「…ハハハ……心労でしょうか…」
シャ「……お察し致します…私達も、止める事ができず、申し訳ございませんでした」
ゴ「いやいや、皆様にはこちらがご迷惑をかけてしまったので…」
ゴウモウ王の隣には
ラ「………父上も…痩せました??」
スカルプ「…ハハハ……心労かな…」
ヨ「………(かわいそう……)」
その時
バタバタバタッ
アーディ「シゲル様!!」バンッ
シ「む?? アーディか」
ア「私を救いに来てくださったのですね!!さすがは勇者シゲル様で…」
ゴ「アーデランス」
ア「ヒッ!! ………失礼致しました……」
アーデランスに続いて
キュレル「……ショボーンなのです…」
メ「………もっとこう……ムチ打ちとか…水責めとか……ぁあ…刺激がたりない…」
ラ「母上?」
キュレルとメトリーも入室する。
モ「集まりましたね。では、今回の『稀有な事象』に関する今後の動向の共有を始めます」




