第249毛 敬意
モ「………まぁともかく、3名には私についてきてもらいます。いったん、ゴウモウ王らも交え事情聴取の上、恐縮ではありますが明日以降、勇者様達も私が今から指定する場所へ来ていただきたいです」
シ「わかりました」
キュ「うぅ…怒られるのです…」
メ「甘んじて受け入れましょう…私達は咎人…罪を背負った1人の女……ぁあ…」
ラ「母上反省してます??」
コー「あ、あの……!!…っう………」
シ「!!」
オ「あら…」
モ「!! ………」
コーデルワイスはよろめき、倒れかかるのを、シゲルが横から支える。
シ「大丈夫ですかワイス氏??」
「う〜ん………ハッ!!敵が迫ってきています!!今こそ白米ホワイトの真価を!!………って…あれ……!!シ、シゲル様!?」
シ「………アーディ。目覚めたか」
アーディ「ハッ!! シゲル様が、私を引き寄せて……ぁあダメですわシゲル様!!今は皆が……いえ、シゲル様が抑えきれないのでしたら、アーディは…アーディは……ぅへへ……」
パ「…………………………」
モ「………アーデランス姫」
ア「む?? 恋路を邪魔する不届き者!?」
モ「いえ、どちらかと言うと、不届き者は届け出なく違反入国したアナタ方です」
ア「え??………あ……まさか……」
モ「どうも。ボタニストの………モイスチャー・ミルクです」
シ「フルネームでますます髪に良さそうになったな」
モ「………」
シ「大変失礼致しました」
オ「オホホ。一国の姫様だから、敬意を持って正式に伝えるところ、アナタらしいですね」
モ「………そもそも不本意ですが…」
そして
アーディへも事情聴取の旨を伝え
3名はモイスチャーとともにその場を離れる形となる。




