第240毛 手立て
現在
ヨル「ワイス様!!ワイス様!!」
ジジッ…ジジッ…
シゲル「………手にとったとき、見ましたが……やはり『バッテリー』ですか……」
コーデルワイス「………はい……」
パ「バッテリー??なにそれ???」
シ「…この、手鏡のようなものは、我々の世界では『タブレット』という。…そして、これの動力の事を『バッテリー』という。…補給する手段が…おそらくないのだろう…」
ヨ「!!そんな………」
シャ「…っ…何か…手立ては…」
コー「…教会の中に『時忘れ(ドライフラワー)』というスキルをもつ方がいました。その方のお陰で、『バッテリーの消耗時間を限りなく遅くする』事は出来ていたのですが…先日、その方は、天寿を全うされました」
エ「……つまり…バッテリーは…」
コー「…はい…。もうそろそろ…限界のようです…」
シ「……3%…いや、2%になりましたね………これは……」
ヨ「ワイス様!!ワイス様!! キュレル、何とかならないですか!?」
キュレル(玄米)「………実は、『入れ替え』ができないか、試していたのですが…『対象を認識できません』となるのです………。母上…」
メトリー(雑穀米)「……私も同様ですね…『曖昧』を司るような私のスキルですが、曖昧ではなく『認識できない』対象となっています…」
ヨ「そんな………」
ラ「………『ミタマを肥やす』ことも、できないようです…すみません」
シ「………」




