表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
241/701

第238毛 立場

…………………………


コー「こんにちは。…あら、どうされました??」


ヒ「………」


コー「お顔が真っ赤ですよ??」


ヒ「!!……///」


コー「さては、双子ちゃん…もう『ちゃん』付けでは失礼ですね。双子さんのどちらかから、告白でもされましたか?」


ヒ「!?…まさかっ…見て!?」


コー「ふふふっ、本当に分かりやすいですねアナタは」


ヒ「……………もう………」


コー「…それで、お返事はなんと??」


ヒ「……………まだ……」


コー「あら、そうですか………」


ヒ「……………私…私は……今まで、たくさんのヒトを……傷付けて来きました…」


コー「……そうですか…」


ヒ「…『生きる』ために、必要だから…必要とされているから…そうしてきました……。でも…もう…何が良いのか……私にとっての……『活きる力』は…なんなのか……」


コー「………アナタは、変わりたい、と、思っているのですね。それも、誰かの『代わり』になりたい、ではなく、アナタ自身が『変わりたい』と……」


ヒ「………でも…今更…そんな…資格なんて……」


コー「ああ。資格と言えば、私、頑張りましたよ」


ヒ「………え??」


コー「お陰様で、この国に一個人、いえ、もっと言うと一国の代表として、意見を言える立場になりました。いやぁ、本当に色々ありましたが、感無量です」


ヒ「………え??え?」


コー「おっと、失礼致しました。…アナタは、『自由に活きて良いのですよ』。アナタには、その資格があります」


ヒ「………」


コー「確かに、その時のアナタの役目だったとはいえ、犯してしまった事はあるでしょうし、消えはしません」


ヒ「……………」


コー「ですがその分、たくさんのヒトの力となれれば良いのです。そしてそれは、アナタ自身が『幸せ』にならないとできないと、私は思います」


ヒ「………私の……幸せ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ