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第20毛 ギモン
キ「お兄様、私は大丈夫です」キュレルはきっぱりと言った。
キ「これは、私が解決しなければならない問題なんです…私が…私のせいで…」
ラ「キュレル?」
キ「!!申し訳ございません。取り乱しました」
キ「勇者様、ご足労いただいたにも関わらず大変申し訳ありませんが、これ以上私たちに関わるのは時間のムダだと思います。どうぞ、勇者様は勇者様のお役目にお戻りください」
ラ「キュレル…」
シ「ふむ。いきなり外部のよくわからないヤツが訪ねてきたのだ。気持ちはわかる。退散しよう」
パ「いいの?」
シ「ああ。ただ、すまないキュレルお嬢様、ひとつだけきいても良いかい?」
キ「…はい。何でしょう?」
シ「廊下にあった絵のうち、君とメトリー氏が描かれているものがあったが、あれは、実際にお二人がモデルになったのかい?」
キ「え、ええ…はい、そうです」
シ「なるほど。わかりました。では、お邪魔しましたね。これで失礼する」
ラ「シゲル様!!」
シ「大丈夫だ」
シゲルたち一行は、そう言って部屋をあとにした。




