第226毛 回避
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パ「………そんな訳で、今は大変なの!! 申し訳ないけど、危ないから早く戻って…」
アーディ「全然大丈夫ですわ!!」
パ「え??」
ア「つまり、2人は今から『ミウツシ人形』へ『植え込まれ』て、シゲル様と合流するのですね!!」
メ「そしてその間、『本体』は『圧縮』し、誰かが守っておく。それでいて再び『合図』があったら、『植え込み』のスキル解除が近いということ」
キュ「で、一目散に勇者様達の元へ運び届ける、途中で『ミタマ』が本体へ戻ったら、『圧縮』を解除し、一緒に向かう、ですよね??」
シャ「…はい。そうですが…」
メ「なんて刺激的…///」
シャ「いや…その…」
メ「私達が、そのミッションを遂行しますよ」
シャ「え??…つまり、役目を担う、と??」
メ「ええ。非常に重要で刺激的な役割なので、ぜひ!!」
パ「ち、ちょっとメトリーさん、いくらなんでも、危険ですよ…」
メ「大丈夫。私とキュレルのスキルがあれば、『回避』にかけて右に出るものはいません。それに…」
パ「それに??」
メ「最近知りましたが、アーデランス姫も、大変貴重で、なおかつ強力な『スキル』をお持ちではありませんか」
シャ「………それは…でも…あれはあれで『諸刃の剣』というか…」
ア「皆様がいるのでしたら大丈夫ですわ!!」
キュ「パンテーンさん!!シャルルさん!! 私達、勇者様が旅立ってから、ずっと自分達のスキルや、単純な力の向上に努めてきました!! 全ては勇者様のために!!そのミッションやらせてくださいです!!」
パ「………どうするシャルル?? ボタニストさんに頼もうって思ってたけど…」
シャ「………仕方ありませんね…万が一の事があれば、下手をするとお互いのクビがとぶかもしれませんが、信用してお任せしましょうか…」
パ「ぇぇえ…なんかそっちの方が緊張してきた」
キュ「とりあえずやったーー!!」
メ「お任せください。命にかえてもお守り致しますわ。生と死のハザマ…刺激的…」
シャ「お願いですから命にはかえないでください」
ア「さぁ、ミッションスタートですわー!!」
その頃
ゴウモウ王の城
メイド「大変です王!! アーデランス姫が、突然消えたそうです!!」
ゴウモウ「………そうか……はぁ…」
スカルプ邸
メイド「大変ですスカルプ様!! メトリー様とキュレル様が、アーデランス姫と一緒に消えたそうです!!」
スカルプ「……そうか……はぁ…」




