第197毛 我慢
移動中
シ「君たちは、よく教会でお祈りをするのかい??」
シン「あ、はい!!お仕事が上手くいくように、とか、怪我なく過ごせますように、とか、色々お祈りしてます」
シ「なるほど」
ジョ「勇者様は、旅をされているんですよね??旅の無事とかを、お祈りしに行くんですか??」
シ「ん?? まぁそれもあるが、仲間の知り合いに会いにな」
シン「お知り合い??」
シ「ああ。事情もあり詳しくは話せないが、少々聞きたいことなどがあってな…。教会についてからは、内部で一時的に別行動をとろうと思うのだが…」
シン「え!!勇者様と一緒が良いです!!」
ジョ「ボクも!!」
シ「信用してくれているのは有り難いが、エクステ」
エ「あ、はい」
シ「教会内は、滅多なことでは、侵入者など入って来られないと考えているのだが、どうだ??」
エ「ご考察の通りですね。『鑑定』装置の他、悪意に反応する装置とかもありますし」
シ「なるほど。シンディに、ジョナサン。そういうわけで、教会内であれば問題ない。どうか、しばしの間、別行動を願いたい」
シン「……………わかりました」
ジョ「お姉ちゃん!?」
シン「………ちょっとの間ですよね??」
シ「ああ」
シン「…なら、我慢します」
シ「ありがとう」
ヨ「……………」
そして
シゲル一行は教会に到着した。




