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第192毛 侵入
人だかりへ向かったパンテーンとヨルだったが、程なくしてパタパタと走りながら戻って来る。
シャ「何だったんです??」
パ「そ、それが…」
ヨ「…あの、フェイタストリートで働いていた子のお家が、何者かに襲撃されたようで……」
シ「!! なに!?」
ラ「襲撃とは、穏やかじゃないね…」
エ「……フェイタストリートの人達が、狙われているのですかね…」
シ「……………」
パ「それでね、シゲル」
シ「む??」
パ「襲われた家の子っていうのが、あの、お花を買った子達で…」
シ「!! ……そうか…」
シャ「…勇者様…」
シ「…その子達は、無事だったのか??」
パ「うん、たまたま、その時は家にいなかったみたいだよ。でも、窓を割って無理矢理侵入されてたみたいで、庭に破片がいっぱい落ちてた」
シ「!! ……そうか…」
エ「…勇者様…いかが致しますか?」
シ「…少し…気になるな…私も行こうか…」
ラ「なら、皆で行ってみましょう」
シ「そうだな」
そうして
一行は現場に向かった。




