第175毛 鈍感
パ「……………」
パンテーンは両方の手のひらをシゲルへ見せている。
シ「ふむ………」
パ「………な、なんか、そうマジマジと見られたら、恥ずかしいんだけど…」
シャ「………」
エ「(あれ〜〜???なんかパンテーンさん、反応が怪しいな〜??)…シャルルさん、つかぬ事をお尋ねしますが」
シャ「お察しの通りですよ」
エ「はやっ!! そんな以心伝心します!?」
シャ「あれを見ればたいていは感づくでしょう。たいていは……」
ラ「勇者様は何をしてるんだろうね??あとパンテーンは風邪でも引いたのかな?? 顔を紅くして…」
ヨ「あんまり休めなかったのでしょうか…」
シャ&エ「「……………」」
シ「いやすまないな。やはり貴殿は剣士というだけあり、鍛えられた手をしている」
パ「うぅ…ありがとう……でも、マメだらけだしら手入れもあんまりできてなくて…」
シ「人のために剣を振るう、そんなパンテーンの想いが伝わるようだぞ。 ありがとう、もう大丈夫だ」
パ「………そう……」
シャ「……(もう少し、こう……ぁあもう)勇者様、なぜパンテーンの手を??」
シ「ああ。実は…」
シゲルが言いかけたとき
どこかから爆発音が聞こえた。