第161毛 護身
シ「なるほど。事情はわかった。…ただ、私達はマカイへ向かうとはいえ、道中の国などで何か困っている事があれば、都度お声をかける形で進んで行こうと思っているのだが、大丈夫か??貴殿の方が、急ぐのでは…」
エ「あ、それは大丈夫です。『そちらにも他の仕事があるでしょう。こちらはいつまでも待ちます』と描いてました。あと、何なら道中の危険場所とかが描かれた地図も受け取りました」
シ「さすがきめ細かいな」
シャ「道中、危険な事もありますが、アナタなら大丈夫でしょうね」
シ「やはりそうか」
シャ「さすが、勇者様もお気付きなのですね。彼女はこう見えて一通りの護身術を身に着けています。…さっきからヨルが静かなのも、警戒しているのでしょう」
ヨ「!! ば、ばれた…」
シ「警戒していたのかヨル??」
ヨ「…は、はい……。この方、全く隙がありません…」
エ「あれ??猫ちゃんがしゃべってる〜!!」
ヨ「ヒッ!! くせ者っ!!」
シャ「落ち着きなさいヨル」
ヨルはシャルルに首根っこをつままれる。
ヨ「離してくださいシャルル…!!」
シ「ふむ。猫…ヨルが失礼した。そういうことなら、私は構わない。皆はどう思う??」
パ「アタシはシャルルの言う通り、エクステさんなら大丈夫だと思うから、全然良いよ」
ラ「俺もです」
ヨ「………シャー!!」
シャ「すっかり猫丸出しじゃないですか。…ヨルは私が抑えるので、私も問題ありません」
エ「ありがとうございます皆さん!!」
シ「うむ。これからよろしくな、エクステ」
エ「はい!!よろしくお願い致します!!」




