第150毛 愛弟子
ボー「…そうか…訳ありとは思っていたが…そんな事になったとはな…」
ヨ「………」
ボー「俺ももっと、寄り添ってやるべきだったな。すまない事をした」
ヨ「!! そんな事ありません!!私は、ボールドさんのお陰でどれだけ救われた事か…」
ボー「おっと、長話に飽きたのかな?悪い悪い猫ちゃん」
ヨ「………」
シャ「……ボールドさん…実は…」
ヨ「!!シャルル、いいの!!言わないで」
シャ「………でも…」
ボー「どうした??」
シャ「……………いえ…」
ボー「俺が詮索しない主義だって事で、気を遣わせてるならすまねぇな。」
シ「とんでもない。ボールド氏、また改めて、今度は洗濯の依頼にきますね」
ボー「おう!!いつでもきな」
挨拶を済ませ、シゲル達は店を出ようとする。
ヨルが、最後に振り返り、ボールドを見る。
ヨ「………さようなら、ボールドさん」
……………
ボールド「ったく、なんか隠してるようだったから触れなかったが、そんな目で見つめられたら放っておけねぇだろ?『嬢ちゃん』」
ヨル「!!!!」
一同「「「なっ……………」」」
ボールド「久しぶりだな。愛弟子」




