第142毛 動く
シゲル、メトリー、キュレルの3名で部屋に残ってからの出来事
シ「お二方、『ミエ』ましたか?」
メ「…はい。うっすらと…」
キ「私も見えました!!『入って行った』と思います」
シ「……やはり、そうですか」
シゲルが歩みを進める。
部屋の端に横たわる「あるモノ」のもとにつく。
シ「キュレル氏。確認ですが、おそらくこの『死骸』は、ハザマから『入れ替え』できたものとみて間違いないでしょうか??」
キ「はい!!そうだと思います」
メ「以前にもお伝えしたように、私も何度か、ハザマにて、このような小動物の死骸等をみたことはあります」
シ「なるほど…」
キ「勇者様にはモウし訳ないけど、髪の毛2本位持ってたのかもです!!あてつけではありません!!」
シ「どこを見て言っているのですかキュレル氏それに誰の何へのあてつけですって??」
メ「ゆ、勇者様…それで、この死骸には…」
シ「おっと、取り乱しました。…そうですね。先程、ヒルデ氏が消えたタイミングで、この『死骸』へ『ナニカ』が入ったように見えましたね」
そんななか
死骸がピクリと動いた。




