第141毛 黒猫
それから
シゲルはゴウモウ王のもとへ赴き、詳細を説明した。
既に、ボタニストからもある程度話を聴いていたゴウモウ王。
情状酌量の余地は十分あると、シゲルに告げた。
そして翌日。
パ「やっほ〜シゲル、今大丈夫??」
シャ「こんにちは勇者様。パンテーン、いきなり過ぎますよ」
パ「え〜」
シ「2人とも、昨日ぶりだな。何か用かな??」
パ「うん、これからさ、ボールドさんのお店に行こうかなって思って。その、ボールドさんにも、伝えたいなって…」
シャ「ボールドさんの性格的に、詮索になるから聞かない場合もありそうですが…やっぱり、ヒルデは、あの方にもかなりお世話になっていたので」
シ「そうだな。実は私も、同じ理由でボールド氏のもとへ行こうと思っていた。早速これから向かおうか」
シャ「はい!!ありがとうございます!!………あ、あの、勇者様…」
シ「む?」
シャ「あの………『この子』は…??」
パ「ずっと気になってたけどツッコまなかったよ。説明あるかな、と思って」
シ「ああ、すまない…」
シゲルの左肩に、黒猫が乗っている。
シ「順を追って説明しよう。………いや…」
パ「ん?どうしたの?」
シ「………説明してもらおうかな」
シャ「え??」
そのとき
???「あの………こんにちは」
パ&シャ「「!?」」
黒猫が口を開いた。