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夢霧師  作者: 牛たんかるび
始まり
1/3


(うつつ) 夜刀(やと)は青天の下、長い行列の先を眺めていた。


空高くには“風ノ国(かぜのくに) 王立学園 入学式”の横断幕が、掲げられている。国唯一の教育機関だ。


夜刀は、2,3歳の頃、入園生としてこの行列に並んだ記憶がある。まだ自分は高校生だが、今日は付き添いとして並んでいる。なんとも不思議な気分だ。


皆、心踊らせているのが(こえ)で分かる。


一方、監視対象・元捨て子の義妹、立花(りっか)は、何やらひとりの男子を凝視している。


「あの人、こっちをちらちら見てくるんだけど…… あ!夜刀にぃの好物、イケメンさんだよ!」


(聞き捨てならねえ台詞じゃないか)


「おいそれ誤解だぞ?俺をなんだと思ってるんだ立花は。それに声がでかい。」


「え、美人さんをよく見てる人。」


(……否定できない)


確かに見ているが、それは高校と掛け持ちしている家業のためだ。職業柄、()()しまう。癖と言ったほうがいい。断じてやましいことではなく。


あの男子にばれる前に、ホールに入りたい。あの男子は、夜刀の知り合いなのだ。それも数の少ない仕事関係の。


だが今日は立花の付き添い。色々な事情から、むやみに動けない。

知り合いの騎士の卵(見張り)が多いのだ。


あの男子は確実に、夜刀を見ている。


(がっつりばれたな。)


「夜刀にぃ、あのイケメンさんと……」






「……夢斬り(ゆめぎり)の関係だ。」







添削後を出すのはまだまだ先。

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