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アトルテの物語   作者: 野田伝介
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アナスターシャとの出会い


カレイラは冬を待った。


冬になれば、全てが散りゆき、また春になって繰り返されるからだ。


しかし寒い。


カレイラは、コートの襟を正し、寒さに耐えた。


カレイラは家に戻ってきた。どういう道を辿ったか。帰り道は安全だった。


先ほどの緊張感が一気に覚めて、暖炉の前で暖まると、温かいココアを飲んで、緊張の紐を解いた。


長い旅路だった。西洋のお城から、川へ行き、そして劇場を通って、家へと。着いた頃にはへとへとだった。



カレイラは暖炉の前でココアを飲んだ。

疲れが一気に来た。

どっと疲れる。


それで次に魔法がどんなあり方があったか。

あるのは、魔法で西洋へワープしたのと、劇場へ歩いて行ったときにかかる魔法だった。

そこでアナスターシャに出会った。


≪アナスターシャがどこの誰かを語ることはここではしまい≫


カレイラは、アナスターシャと別れた後、一人暖炉の前で暖まっていた。

そして、眠りに落ちた後、小鳥のさえずりと共に、目が覚めた。

そして、彼女にもう一度会うことはないだろうと悟った。


彼女には、雪原で生きる意味をもう一度問いただすことをする必要があるのかもしれない。

そして、カレイラは、自分がお城からタイムワープしてきたことを考え直す必要を感じていた。

それぞれが、それぞれを生きる。

そういうことが必要だと思われた。


その実際を考えると、本質的に再会を約束するのが、10年後になるかもしれないと甘い考えが生まれもする。


生まれた子たちに、名前をつけたいと思って、飽くなきバトルの末に、先生に会いに行こうかと思案するカレイラ。尊敬する先生だ。

実は、自分の子ではないかもしれないが、その意味合いにおいては、実子であるように思われる子たち。存在が認知される。

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