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帰路につき
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カレイラはまたしても未来を見てきた。それは地球外生命体の存在の有無を調査する一行に出会い、また気軽に宇宙旅行を楽しむ老夫婦と出会ったからだった。
未来から帰ってきたカレイラが最初に感じたのは、地球が滅びずに温暖化だけが進行している点だった。
アナスターシャは宇宙旅行で少しの疲れを見せた。体力が最早続かなくなっているようで、少し休ませることにした。
家を借りて、庭のある縁側に彼女は好む場所を見つけた。
そこでは、アナスターシャが、自由に感じられると思われた。
カレイラは、そんなアナスターシャを可憐な乙女のように思った。
まだ二人の間には完全なる結合は見られない。不一致するところも多少ある。
ボロボロになった彼女を看護してやると、かすかな声で、カレイラの名を呼んでいる。少しいたわりの気持ちを持って、生涯伴侶となるように尽くさないとと、少しプレッシャーに思った。




