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釣りに出かける
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カレイラは、霧の中をまたアナスターシャと別れたこと、その道を行くのに、近づいた未来の夢の果ては続く。
ーもう良いかい?
ーまあだだよ。
そうやってカレイラは、釣りをしに、湖まで行った。
釣れるものがなくても、だ。
釣りというものが、カレイラに与えるのが、必要だった。
何がなくとも、今度は、針も、餌も持って行こう。
それはいるもの。
足が急に向かなくなったけれども、何が怖くなったか、一人床に就いて、露を飲むように。あるいは、火事に焼けてしまった家具を道で物乞いするように、寂しい思いをするのよりは、バーッと湖を見て釣れなくても、時を忘れて過ごしていたいと思った。
帰り道、カレイラは、急に自信が湧いた。少しだけだが、またアナスターシャに会いに行こうと思った。そこで、カレイラは手紙を出すことを決心する。
ー一緒に火星旅行に行きませんか?
そういう突拍子もないものであったが、世界は、既に有人宇宙旅行を実施している。
お金の問題じゃない。
ここは、銀河鉄道と思って。。。




