73/165
恋愛革命73
自分もそれで良いと思いますと、ホスト亭主は言った。
ワンレンの女子大生が続ける。
「そして私は今度こそ、悲しい恋愛から、さようならします。だから私は泣きません」
ホスト亭主が言う。
「分かりました。自分も仕事として貴方を目一杯楽しませ、セミナーに全力を尽くします」
女子大生が続ける。
「そして私はリストカットの傷が消えるように、対人恐怖症を治し、鬱病からも解放されます」
ホスト亭主が恭しく頷いた。
「分かりました。そのように自分も気持ちを整理して行きます」
気をとりなすように、女子大生が話題を変えた。
「ところでセミナーの議題は私に改訂内容を尋ねるところから始まるのですよね?」
ホスト亭主が頷いた。
「そうですね」
女子大生が息をつき言った。
「私はおいらんが発信した純愛概念を現代人が歪め、矛盾した論理でおいらんを侮辱したと記載したいです」
ホスト亭主がもう一度頷き言った。
「自分もそれで良いと思いますよ」




