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恋愛革命46

規定通り棄てますと、ホスト亭主は言った。

ワンレンの女子大生が言う。





「それは私に深入りをするなという事を示唆している言葉なのですか?」





ホスト亭主が頷いた。




「そうですね。あくまでも金だけで割り切る形を堅持し、お互いに恋愛感情を持たないようにしましょう。どうせ添い遂げる事は不可能ならば、完全に遊びとして割り切って下さい」




女子大生が瞼を伏せてから、おもむろに頷いた。





ホスト亭主が念を押す。





「割り切れますか?」





ホスト亭主の視線を真っ直ぐ受け止めるように、女子大生が恭しく頷いてから、言った。




「その代わり…」





ホスト亭主が女子大生を直視しままま尋ねる。




「その代わり?」





女子大生が答える。





「その代わり私のお金が続く限りの範囲内で、私を目一杯愉しませて下さい」





ホスト亭主が相槌を打ち答えた。





「規定通り、愉しませます」





確認事項を確かめるように、女子大生が瞬きを繰り返してから、言った。





「そして、それが情けと言うならば、私のお金が底を突いた時、容赦なく棄てて下さい。よろしくお願いします」





ホスト亭主が再度恭しく頷き言った。





「規定通り棄てます」

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