表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/165

恋愛革命19

ホストも女の敵ですかと、ホスト亭主は言った。

ホスト亭主が言う。





「いずれにしても、貴女は悲しみから解放されないから、いい恋愛をしても、悲しみにくれ泣いているのですね。それが習性のように?」





女子大生が答える。





「これが私の病気なのです。私は自分の心の傷を癒したい。悲しみから解放されたい。でも反面、悲しみを愉しんでいるわけです。悲しい病ですが仕方ありません」






「それでも貴女はいい恋愛をしたい?」






女子大生が頷いた。





「そうですね。女ですから。人並みに幸せにもなりたいし」





ホスト亭主がしみじみと言う。





「何か哀しい性ですね?」





「仕方ないのです」





ホスト亭主が間を取るように、促す。





「ハイボールお代わりしますか?」





女子大生が頷いた。





「すいません。お願いします」





ホスト亭主がハイボールを作り直しながら尋ねる。





「セミナーに出席しているサラリーマンについてはどう思いますか?」





女子大生がコメントする。





「好きなタイプではありませんね。と言うよりは世間によくいる女の敵と言った感じかな」





「やっぱり女の敵は嫌いですか?」





「当然です」





ホスト亭主が微笑み言った。





「ホストも女の敵と言う感じですか?」





女子大生が答えた。





「それはこれからウオッチングするつもりです」





ホスト亭主がハイボールを差し出し言った。




「お手柔らかにお願いします」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ