表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
161/165

恋愛革命161

反対派の言論の自由なんて、子供達の未来に比べたら、エゴイスティックで瑣末な事なのよ。そう思わないと、妻は言った。

ホスト亭主に妻が言う。





「とにかくこれは第一歩よね。差別偏見の構造意識は捩曲がっている上に膠着し切っているから、完全勝利はまだまだ先の話よね」





ホスト亭主が頷いた。





「そうだな。闘いはこれからだろうな…」




妻が続ける。





「これは集団虐めとか虐待を完全撤廃する為の闘いだけれども、暴力革命ではなく、理念による闘争だから、闘いはどうしても熾烈を極め、長引くと思うの」




ホスト亭主が頷いた。





「俺もそう思うよ」




「でもこの闘いは、言わば親が子を言われなき誹謗中傷、暴力から護る為の闘いだから、負けるわけには行かないのよ」





ホスト亭主が恭しく頷き言った。





「そうだな。子供達の未来がかかった闘いだからな」





妻が言い切る。





「私に言わせると、反対派の言論の自由なんて、子供達の未来に比べたら、エゴイスティックで瑣末な事なのよ。そう思わない?」





ホスト亭主が相槌を打ち、言った。




「俺もそう思うよ」




妻が紅茶を一口すすり飲み続ける。




「研究セミナーは、言わば私達親の子供を護るセミナーなのよ。だからあなたには反対派に絶対に負けて欲しくないの」





ホスト亭主が深呼吸してから姿勢を正し頷いて言った。





「俺も力の限り頑張るよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ