恋愛革命150
もしあなたが死んだら、あなたの親は悲しみますよねと、ワンレンの女子大生は言った。
ワンレンの女子大生が言う。
「ならば、あなた方の命も、死ねば他人の死ですよね?」
反対派が冷ややかに言う。
「俺の命は大事さ。そんなの当然だろう、馬鹿女。第一、言論弾圧に加担する奴の方がくそなんじゃねえの。それで人の楽しみ取るんだから。そんな権利あんたにはねえし、馬鹿女!」
ワンレンの女子大生が答える。
「私は集団虐めに会い、鬱病になって自殺を考えた事もあるのですが。その体験から言うと、私には被害者の気持ちが痛い程分かり、虐めには絶対に加担しません。それだけです」
「そんなのあんたの勝手だろうけどもよ、だからと言って、言論弾圧するなよ、アホが!」
ワンレンの女子大生が答える。
「あの時、私が死ねば、やはり私の親は悲しんだと思うのです。だからネット中傷で誰かが自殺すれば、悲しむのは親族であり、そんな運命はいつ誰が辿ってもおかしくはないと私は思います。昨日の加害者は、明日の被害者ですから」
「そんなのは関係ねえし。俺は書き込まれてもスルーだし、無視だから、自殺なんかする程馬鹿じゃねえし」
「もし、あなたが死んだら、あなたの親は悲しみますよね?」
「だから俺はそんなちんけな事じゃ死なないつーの、馬鹿女!」