恋愛革命15
会う度にセックスしかしないので、嫌になり別れましたと、ワンレンの女子大生は言った。
ホスト亭主が尋ねた。
「やはり病気が理由で彼氏を作らないのですか?」
女子大生が答える。
「いえ、私は対人恐怖症だから、それで出来ないのです」
「それじゃ全く付き合った事は無いのですか?」
女子大生が首を振り言った。
「いえ、高校時代に二回付き合いました」
「対人恐怖症なのによく付き合う事が出来ましたね?」
女子大生がハイボールに口をつけてから答えた。
「告られて、私鬱病だし、対人恐怖症だから無理ですと言ったのですが、それでもと言うので」
「二回共ですか?」
女子大生が頷いた。
ホスト亭主がしきりに頷いた後改めて尋ねる。
「二回共プラトニックだった?」
「いえ、二回目の時は違います。初体験しました」
「両方共振られたのですか?」
「いえ、私の方から別れようと言いました」
「何故ですか?」
「一度目は相手が余りにも優柔不断でねちねちしていたし、二度目は会う度にセックスしかしないので嫌になり、別れを言い出しました」
ホスト亭主が愉快そうに笑った。
「随分はっきりとしていますね?」
女子大生が頷いて言った。
「はい」