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恋愛革命148

死ねの書き込みなど、単なる暇つぶしの賭けなのさと、反対派は言った。

反対派が言う。





「例えばだ。ネットに死ねの羅列がなされ、そこで賭けが行われているとしよう。被害者に向けての集中攻撃は死ぬか、生きるかの賭けなわけだ。操作は至って簡単なわけだ。死ねと何度も書き込みをすれば良いわけだ。そして、大概の場合は死なないから、賭けは成立しないわけだ。でもたまたま酔狂で一人の奴が死ぬにさいの目を入れ、被害者が死に、勝って大金を手に入れたとしても、表面上、その死ねの書き込みの羅列の裏側に、そんなウサ晴らしの賭けがある事は誰も知らず、当然当局も知らず、取り締まりようがないわけだ。つまり俺が言いたいのは、死ねの書き込みなど、その程度の単なる暇つぶしの、当たる可能性の低い賭けの対象にしか過ぎず、それで例えば被害者が自殺しても、ああ死んだんだ。だったら死ぬ方に賭けときゃ良かったな程度の事なのさ」




ワンレンの女子大生が言う。





「そんな賭けが成立していたら、由々しき問題ですよね。立派な犯罪ではありませんか?」





「馬鹿女、うぜーんだよ。単なる例え話じゃねえか、死ね!」




「ネット中傷なんか、言論の自由に基づいた単なる暇つぶしなのさ。例えばそれで人が死んでも、赤の他人、知った事じゃねえのさ。でもそういう暇つぶしも言論の自由があるからこその話なのさ。だから言論弾圧に結び付く史実改訂なんかぶっ潰す、それだけなんだよ、馬鹿女!」





お下げの女子大生が憤る。





「暇つぶしで殺される人は堪ったものではないですよね!」





「うるせえんだよ、馬鹿女。世の中なんてそんなものだろうが、アホが!」

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