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恋愛革命145

ホスト亭主に向けて、傲慢な差別用語によるネット中傷がなされて行く。

反対派が匿名で、謂われなき差別用語を用いて、ネット中傷を始めた。




「死ね、馬鹿、てめえ、うざい、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、差別用語万歳、死ね、馬鹿、死ね!」





その中傷を無視して論争が進展して行く。





ホスト亭主が言う。





「集団虐めは、周囲の無関係な人間を巻き込む形で、差別用語を用い、徹底的な集中攻撃がなされるわけです。それは多数の力を用いた陰湿極まるリンチであり、被害者は応酬する事も出来ず、心を無惨に破壊され、自殺に追い込まれて行くのです。その差別、偏見、蔑みが言論の自由と言うならば、それは暴力の野放しに過ぎず、自由の傲慢暴走でしかありません」




ホスト亭主の意見に反対派の反論がなされる。





「自由の暴走でも、それは正当な権利の履行ではないか。人権の自由は人権擁護委員会も保障している権利。人の間違いを糾す匿名を用いた差別用語の氾濫こそ、民主主義、自由主義の到達点ではないか。その人権の自由を差別だと言っておとしめるのは正に弾圧でしかない。違うのか?」





その意見さえも愚弄するようにネット中傷がなされる。





「死ね、死ね、うざい、死ね、馬鹿、ブタ、死ね、差別最高、死ね、死ね!」





その中傷に対して差別用語で反論がなされる。





「うぜえんだよ、アホが。てめえこそ死ねよ、ブタ野郎、アホが!」




「死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね!」





ホスト亭主が言う。





「言語は、その用い方によって芸術にもなる反面、殺人兵器にもなる両刃の剣でもあるわけです。その言葉は息づき、人に感動を与える反面、人の心を破壊する装置でもあるわけです。だから言葉は人の心の発露であり、その心が悪意に染まるものならば、到底心の美とは言えず、人の生存の自由さえ残忍に奪いかねない兵器に成り下がるのです」





反論がなされる。




「人間の心は善意にも悪意にも染まるものであり、その心の動きの収縮こそが、言論の発露ではないか。その収縮の自由を奪う行いこそ、傲慢な権力の弾圧でしかないと思うが、どうだ?」




ホスト亭主が答える。





「悪意だけに染まり、偏るのが、集団虐めの暴力的差別偏見の意識暴走だと自分は思います。それこそが他者の生存の自由を奪う、人命弾圧、言語弾圧だと自分は思います」






「死ね、死ね、死ね、死ね、差別偏見万歳、死ね、死ね、死ね!」

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