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恋愛革命130

差別意識が抜け、お地蔵さんのような優しさと思いやりの輪が広がれば、世の中は変わると思いますと、お下げの女子大生は言った。

ワンレンの女子大生が言う。





「とにかく、小細工をせずに、不安がっているのだから、優しさと思いやりを説いて行くしかないと、私は思います」




サラリーマンが反論する。





「しかし、改訂後、エリートから弾圧を受けないという保障が無いじゃないか。だから不安を取り除く事は俺は無理だと思うぞ」




ワンレンの女子大生が答える。





「心の美を唱え、皆がお地蔵さんのように優しく、思いやりのある世の中を造る事に対して、エリートは不服を唱えるでしょうか?」




サラリーマンが言う。





「貪欲、強欲にこの国は病み、持たざる者は人間では無い扱いをするではないか。皆ホームレスをゴミ扱いする時代に、優しさと、思いやりなんか通用しないぞ。絶対に」





ワンレンの女子大生が首を振る。





「逆に、人が困っている時助けて上げる親切や、飢えた人に食べ物を与える優しさは、目立たないけれど、随所に見られる美しい心の交流だと思います。大勢のお地蔵さん達が皆に人知れず優しさを与えているのが、目立たないけれども、又違う角度の、世の中の在り方だと私は思います。その小さな親切、優しさの所在を、皆に説いて行き、不安を取り除くしか道は無いと私は思います」




講師がお下げの女子大生を促す。





「それについて、あなたはどう思いますか?」





お下げの女子大生が答える。





「私もそう思います。差別意識が抜け、優しさや思いやりの輪が広がれば、世の中はきっと変わると思います」




講師が今度はホスト亭主を促した。




「あなたはどうですか?」





ホスト亭主が答える。





「自分もそう思いますね。道端のお地蔵の優しさは目立たないけれど、確かにある美しい愛情だと思います。その慈しみの輪が広がれば、世の中は変わると思います」

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