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恋愛革命13
奥さんの理解取るのに大変かなと思ってと、ワンレンの女子大生は言った。
ワンレンの女子大生が言った。
「酔い潰れる事なく、醜態を晒さないという事ですね?」
ホスト亭主が頷いた。
「その通りです。しかし大丈夫ですか?」
ワンレンの女子大生がきょとんとする。
「何がですか?」
ホスト亭主が差し障りの無いように尋ねる。
「いや、鬱病を病んでいるのでしょう?」
ワンレンの女子大生が微笑み言った。
「今はもう大分良くなったのです。ただ少し対人恐怖症がありまして、それを治すにはセミナーにしてもホストクラブにしても役に立つかなって、そう思ってはいるのです」
ホスト亭主が納得し頷いた。
「そういう事ならば、大いにお役に立てますよ。ところで今彼氏はいます?」
控えめな感じでワンレンの女子大生が答えた。
「いません。あなたは?」
ホスト亭主が答えた。
「女房に子供が一人います」
ワンレンの女子大生が驚いてから尋ねた。
「大変ですね?」
ホスト亭主が訝る。
「何がですか?」
「奥さんの理解取るのに大変かと思って」