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恋愛革命122

クレーム社会の中で、予測不能のクレーム処理が、かったるいのですよと、教授は言った。

教授が続ける。





「クレーム社会だから、一語でも動かすだけで、どんな個人、団体が、どのようにクレームを言って来るのか予測が全くつかないのですよ。御覧の通りネットは常に炎上状態だし。その意外性がかったるいですね」




講師が補足する。




「ぎしぎしに張り巡らされた電波神経叢に、少しでも触れただけで感電するみたいなものですかね?」





教授が答える。





「いや、触れる前でこれだから、触れたら感電どころではなく、ショック死ものでしょう。それも予測不能なところからのアプローチでね」




講師が改めて尋ねる。





「でも史実改訂は織り込み済みで、後は語句の選定を待つだけの運びですよね?」





教授が否定する。




「いや、最後の詰めで大臣に答申する時、白紙撤回も当然出来ますね」





講師が軽く眉をひそめる。





「それは先生に一任されているわけですか?」





教授が頷いた。





「そうですね。私としては世論の動向をしっかりと見極めて、白紙撤回をも念頭に置き、大臣に答申するつもりでいますが」

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