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恋愛革命121

とにかく丸く収まればいいのですよと、権威ある大学教授は言った。

講師が権威ある大学教授と会談する。





講師が言う。





「どうですか、おいらんの事を教科書に載せる経緯は、先生にとっては興が乗りますか?」





教授が言う。





「はっきりと言えばかったるいですね」





講師が尋ねる。





「どうしてですか?」





「一つの項目を少しでも動かせば、強烈な反発がありますから、かったるいのですよ」





講師が言う。





「しかし世間の動向を見ると、ここは動くしかありませんよね、先生?」




教授が答える。





「各団体の権益をいじりたくないのですよ。恨まれますから」





講師が尋ねる。





「そうですよね。善とか悪とか関係ありませんからね?」





教授が頷いた。





「とにかく丸くね、丸く収まればいいのですよ。理念は後回しで」





講師がしきりに頷いた。





「そうですよね。上手く回転している独楽をわざわざ止める必要はありませんからね。本物とか偽物とか、そんなの関係ありませんから」





教授が頷いた。





「とにかく丸く収まればいいのですよ」

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