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恋愛革命118
今の世の中に一番欠けているのは、心の美しさですからねと、ワンレンの女子大生は言った。
ワンレンの女子大生が言う。
「そうなったら、私の対人恐怖症も治るのかしら?」
ホスト亭主が請け合った。
「間違いなく治りますよ。傷付く度合いが少なくなりますから」
表情を輝かせて女子大生が言った。
「鬱病に罹る人も少なくなりますかね?」
ホスト亭主が相槌を打ち言った。
「これも完璧は無理ですが、差別意識が薄れれば、虐待や集団虐めの数も減りますから、鬱病に罹る人の人数も間違いなく減少しますね」
女子大生が嬉しそうに微笑み言った。
「今の世の中に一番欠けているのが心の美しさですからね?」
ホスト亭主が頷き同意した。
「自分もそう思います」
女子大生がハイボールを一口飲み、尋ねた。
「そろそろ桜が咲いていますよね。何処か夜桜の見れるところは知りませんか?」
ホスト亭主が答えた。
「知っていますが、営業引けるのは朝方だから、夜桜は見れませんよ?」
女子大生が頷いた。
「朝桜でいいです。連れて行って下さい」
ホスト亭主が頷いた。
「分かりました」