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恋愛革命116
ネット中傷の事など無視して、ワンレンの女子大生は花の美しさを謳い上げた。
ワンレンの女子大生がさりげなく言う。
「こないだの菜の花は綺麗でしたね?」
ホスト亭主が答える。
「そうですね。桜ばかりが花ではありませんから。花の美しさは瞬間的に萌え盛りますからね」
女子大生がネット中傷の事など無視して続ける。
「そうですね。花はある意味はかないからこそ、綺麗なものなのですよね」
ホスト亭主が頷いた。
「花は自然界の機能面から言うと、美しさなんかどうでもよく、種の保存の為にあるのですが、その現象を人が見ると、それはひたすら美しく映えるわけですよね。まるで人間にその姿を見せているかのように」
女子大生が頷いた。
「角度を変えれば、醜いものも美しく映るという事の証でしょうか?」
ホスト亭主がしきりに頷いた。
「そうですね」