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おかゆ

作者: 甘夏深

風邪をひいた。でも、家には誰も居ない。

さっきから、私のお腹がうるさい。

食べ物を、欲している。

でも、誰もそんなこと分かってくれない。


「おかーさーん。」


返事があるはずもなく、部屋に沈黙が戻る。

母も、父も出張で、姉は部活。


だんだんと、体力が奪われてゆくなか、私の脳裏によぎったもの・・・



おかゆ



その瞬間から、とてつもなくおかゆが食べたくて、食べたくて仕方なくなった。


でも、家には誰もいない。


私はそっと、こたつから抜け出し、台所へ向かった・・・



台所へ行ったのはいいが



台所にはもう、



母の字で書かれた手紙と、



さすがに梅干しは無かったが、




おかゆが在った











この話を読んで、心も体もほっこりしていただければ嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も感動しました。心もお腹も温まりましたね!ホッコリです(^-^)
[良い点] キッチンに行って、 おかゆと手紙を見つけるまでの 表現がいい。 [一言] 心がほっこりしました。 この、お母さんと子どもの関係に ぐっときました。 つぎの作品も楽しみにしてます!
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