表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夕闇のなく頃に  作者: 黒騎士06
第一章 前編
5/5

第三章 お隣さん 前編

第三章 お隣さん 前編


その帰り道、途中で石原たちと別れた後僕と久保田はマンションへと向かった。カラスが電線の上で延々と鳴き続ける中、久保田は道端の石ころを蹴りながら鼻歌を歌っていた。


「なぁ、久保田ってなんで転校してきたんだよ」


「え?なんでそんなこと聞くの?」


「いや・・・久保田みたいな女子がなんで都会に引っ越してきたのかなぁ~と思って・・・」


「知りたいの?」


その声は冷たく鋭くまるで別人がしゃっベているようだった。


「いや、やっぱりいいよなんか事情ありそうだし」


「いいのよ、親もいないし」


「えっ、親いないの?」


「うん、小3の時に交通事故で親が死んでから親族からの援助金で生活してるの」


「一人で住んでるの?」


「ううん、おばあちゃんと暮らしてるの。保護施設だと居心地悪くて、それに大抵のことは自分でできるから」


「寂しくないのか?」


「うん私、前もこんな感じだったから・・・」


「え?・・・」


「あっ、いや何でもない・・・」


そして僕らはマンションの四階にエレベーターで上って行った。階につくと僕らはそれぞれの部屋に入って行った。


「じゃあまたね北川君」


「ああ、また明日な」


第三章 お隣さん 前編 【終】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ