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第四章:不完全な色彩(12)


 制作は一ヶ月続き、いよいよ搬入の日が近づいてきた。

 和真は、最後に描いた結衣の瞳の中に、小さな、けれど力強い光を添えた。

 それはあのアパートの床で、共に死の淵を覗き込んだ時には、決して描けなかった光だ。


「……できた。……これが、今の僕たちのすべてだ」


 和真は、筆を洗う水の中で、重く、確かな達成感に浸っていた。


「お疲れ様、和真くん。……本当に、素晴らしい絵ね」


 結衣は、完成した巨大なキャンバスの前に立ち、言葉を失ったように見つめていた。

 そこには、痛みを抱えながらも、静かに明日を見据える一人の女が描かれていた。


「和真くん。……私、この絵を見ていたら、もう一度看護を勉強したくなったの」


「……看護を? 大丈夫なのか、結衣」


「うん。……あんなに怖かった病院の匂いも、今は少しだけ、懐かしく感じるの」


 結衣は、和真の方を向き、今日一番の輝かしい微笑みを浮かべた。


「誰かを救うためじゃなく、私自身の再生のために。……一歩ずつ、始めてみる」


 和真は、彼女の決意を祝福するように、その肩を強く抱きしめた。

 二人の不完全な色彩は、混ざり合い、深まりながら、新しい季節を迎えようとしていた。




この作品はAI40%、筆者60%で書きました。

原案100%筆者。

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