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女子高生の制服や下着、体操着や水泳ウェアを売り買いする店があった。今もあるの?それでも昔よりは減っただろ。そしてそこで売られるモノには着用者の顔写真があったはずだ。その方が価値が上がるから。
同じように言うのも悪い気がするけれど、最近の野菜にも生産者の顔写真やイラストが付いている事がある。ハンバーガー屋の店先にも、今日の野菜はどこの農家だとかって書いてある。それが安心や価値のひとつになってるんだろう。俺だって中国産じゃなければいいなと思う。
ただその野菜生産者が元気よく笑っているなら良いけれど、疲れて落ち窪んだ目をしたりしていたら果たして買う気になるだろうか?きっと大変なんだろう、是非とも買ってあげなきゃならない。でも買う気になるか?その野菜まで疲れて味気なく感じてしまうんじゃないか?
逆に女子高生の服はどうだ?彼女自身がそれなりに健康的で美しいと言うことは、それなりに交友をしているはずで、直接的にその交友や彼女との幸福を得られないと言うのに彼女が身につけていた服の価値は高くなる。
下着を売る女子高生の親が疲弊した農家だとかを言いたい訳じゃないぜ。ただ、そう言う価値のヴァニシング・ポイントについて考えてみているだけさ。




