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 仮に俺たちがその指輪やチョーカーを外している時に死んだとしよう。そうするときっと家族だとか友達を自称する奴とか、または特殊清掃なんてのが来て部屋を綺麗にする。

 その時に机の上かクローゼットの上……またはサイドテーブルや洗面所で指輪やチョーカーを見つける。そうすると、彼らは俺たちの間にある記憶を勝手に見出す。俺と君が幸せだった時間について考えるんだ。


 だけどそれは指輪なんだ。チョーカーなんだ。モノでしか無いんだ。仮にその指輪やこのチョーカーが俺たちの愛を意味するものだとしても、それは結局はモノなんだ。

 愛を意味すると言うなら使い終わったコンドームだって同じだ。でもそれには価値が無い。

 彼らは俺たちのセックスを想像するだろうか?それは紛れもなく俺と君の幸福な時間のひとつだと思うけれど、きっと指輪やチョーカーを見た彼らが連想する幸福の葬列には並ばないだろう。肉感や生々しさと言うのは、死と言うものにはふさわしくないみたいだ。


 それも随分と勝手な話だ。ひとの死から連想する幸福や愛を勝手にプラトニックなものにしてしまう。死人に口無しと言うが、プラトニックな愛もそうやって朽ち無いんだろう。いまのはあまり面白くないな、使い古されて価値が無いな。

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