ep.14 ショッピングモール・終
俺たちは最近有名なカフェに着いた。
「拓海くんは何にしますか?」
「そうだなー、俺は抹茶フラペチーノにしようかな」
「私は……期間限定のいちごのフラペチーノにします。そこで、ここの会計は私が払います」
「え?別に大丈夫だよ。俺も自分で払うよ」
「いえ、ぬいぐるみを取ってもらったのでそれのお礼です」
「いや、あれは俺が勝手にやったことだ。気にするな」
「それでも、ここは払わせてください」
こうなった更紗はもう引き下がらないからこちら側が折れるしかない。
「わかった、そこまで言うならお願いするよ」
「はい、任せて下さい」
カフェで俺たちは、小一時間ほど話をしてそれから本屋に行くことになった。
「拓海くんは、どんな本が好きなんですか?」
「そうだな、俺が読むのはだいたい文庫本かラノベだな」
「ライトノベルは私も読みます」
「そうなのか、俺の家のラノベも好きかはわからんがまた貸すよ」
「ありがとうございます」
「じゃー、ここからは一旦自由行動で各々好きな本を探そうか」
「はい。では、また後で」
それから、俺は2時間弱ほど店内を回り何冊か本を購入した。
「拓海くん、いいものはありましたか」
「あぁ、面白そうな本を何冊か購入した」
それから、俺たちはショッピングモールを歩きながらウィンドウショッピングをして夜ご飯を食べようと言う話になった。
「甘音、なにか食べたいものはあるか?」
「うーん、今は思いつきませんね」
「なら、ファミレスにしようか」
「はい、わかりました」
そうして、俺たちはファミレスに向かった。