キャンプの朝がやって来た
ミ〜ン ミン ミン
新しい仕事を始め、頑張っているスー、仕事は奇跡的に続いていた。
四十過ぎての、新しい仕事に奮闘するスーの呼吸は荒かった。
ここで、スーの最近のお気に入りの時間を皆様に紹介しよう。
まずは、仕事が終わった瞬間。
それと、仕事の帰り道、あとは、休日である。
特に、連休に入る前の、仕事が終わった瞬間、彼のテンションはピークに達し、仕事に向かう瞬間、底辺となる。
分かりやすい男、スー。
朝から、晩まで、僕はこのまま、ずっとこれを続けるのだろうか?
仕事の帰り道にこんな事を考えていたが、明日からは3連休なので、テンションは高い。
スーとしては、仕事が体力的にキツイとか、内容が嫌いとかではなく、どちらかと言うと人間関係に、気を遣い疲れてしまうタイプなのだ。
そう言えば、サー達はバリから帰って来てるんだろうか?
子供達が夏休み中にでも、みんなでまた旅行行きたいな。
そうだ、その為にお金を稼ごう、働いてばかりだから、お金は貯まってるんだ。
スーの心に火が灯る。
すると、プルルルル
携帯が鳴り出す。
誰だろう?
仕事場からじゃないかと、恐る恐る携帯を覗く。
なんと、サーからの電話であった。
すぐ様、電話に出る
「もしもし」
サーからの電話の内容は、明日に行くキャンプに一緒に行かないか?と言うものだった。
何と言う偶然、明日からは三連休ではないか。
予定は家でくつろぐくらいだった
スーは即答する。
「行くっ、スーーーーーー」
こうして、毎年恒例の冬馬家キャンプはいつにも増して、豪華な顔ぶれとなった。
前夜
ワクワクして寝付けないスーは、リュックに荷物を出したり、閉まったり、この準備してる時がまた楽しいんだよねとほくそ笑む。(子供か)
その頃、冬馬君はと言うと
明日、清香に会えるんだ、なんだか楽しみでもあり、緊張するなぁ。
大喜もアミに会えるから、今頃、緊張してるんじゃないのかな。
明日は冬馬家に朝の5時に大喜ときみ子を乗せた多網家の車が来て、2台の車で、キャンプ場に向かう事になっている。
清香達とは、例年通りキャンプ場で合流するのだ。
そう言えば、スーも来るんだ(さっきメールで隆に連絡があった)スーとあのキャンプ場は初めてだ。
楽しみだなぁ。
今から胸ドキドキ、楽しみ過ぎる!!
冬馬君は布団に入るも、寝つけないでいた。
ああ、楽しみだなぁ。
どんなキャンプになるんだろう
うきょ〜、清香に会える〜〜
気付けば、布団から飛び出し、ジャンプしていた。
しゃ〜毎年恒例、夏のキャンプの始まりじゃい!!
翌朝の四時
なんと、目覚ましが鳴る前から、冬馬君は起きていた。
やはり、楽しみの待つ日は朝から違う。
窓の外を覗くと、外はまだ暗かった
朝の空気はなんか新鮮だなぁ、窓を開け冬馬君は空気を吸った。
さっそく支度開始。
いよいよ、これからキャンプが始まる
今回は一体どんな思い出が作られるんだろうか!!
冬馬君のワクワクは止まらない。