なぜ、私は夢を諦めたのか。
高校卒業から社会人編を書く前に、
なぜ私が夢を諦めたのか。
このお話をしておこうと思います。
高校3年も終わりに近づく頃
私は進学も就職もせずに高校卒業後は、
フリーターになって
「夢だったお笑い芸人になるんだ!」と意気込んでいたし、
周りからも「芸人になるんでしょ??」なんて、
言われていた私が
20歳の冬
なぜ、約8年も思い続けた夢を諦めたのか。
時系列は少し進んでしまうが、
これを書かなければ今の私は語れない。
高校の頃は、本気で芸人になりたくて
お笑い好きなクラスの男子にメールで、
『コンビを組まない??』とメールをしていた位だ。
なぜ、そこまで焦っていたのか。
というと、高校生のみが出場できる漫才のコンテストがあって、
中学の頃はよく決勝戦のテレビ放映をみていたが、
高校生になり、
相方もいないし 活動もしていない自分と
同世代の芸人達との力の差
同世代の芸人達との努力の差
を思い知らされるようになって
そのコンテストの映像をみるのが辛くなったからだ。
あの時にもう、気づいていたのかもしれない。
だが、気づきたくなかった。
気づかないフリをしていた。
高校3年の時
ネットで中学生がお笑いサークルを作る。というので、参加したが
どうにもこうにも
私と他のメンバーには、熱量の大きな差があった。
そこでも、芸人志望の男の子に声をかけたがそこから音信不通になった。
この時点で私は二人から断られていたが、諦めなかった。
そのサークルも数回の集まりだけで、
自然消滅状態になり解散。
だが、そのサークルに居たおかげで
色んな会やライブに参加して
ある同い年の女芸人に会ったのは、
後の私にとって重要だった。
その後、19歳になり、
SNSで相方を募集して
出会った相方は私より熱量が大きいの子だった。
だが、数回会った後、
ライブを企画したがスケジュールが合わなくなった。とドタキャンされ、
またもや
連絡がつかなくなった。
当時、家庭や職場でイライラしていた私はSNSに愚痴を書き込んでいた。
それがどうやら嫌だったらしい。
これは、確実に私の認識の甘さだから
その元相方には罪はない。
だが、一言いってから連絡を絶ってくれたってよかったんじゃないか。とは思う。
そうして、家の事情もあり
芸人を目指すことすら難しくなった時
ある芸人を主役にした小説に、
「夢を諦める才能だけは、持っていたい」と言う文章があった。
その主人公は10年芸人をやっているが売れる気配もなく、努力もあまりしない。という設定で
その当時、夢を見続けて約8年が経とうとした頃で
小説の中の芸人が他人事に思えなかった。
忘れもしない。
2013年12月 20歳になって数ヵ月後の事だった。
テレビで20歳以下のお笑い芸人の日本一を決める。
というコンテストの開催が告知された。
モヤモヤとした気持ちを抱えながら
私は一人のお笑い好きとして、そのコンテストの行方を追っていた。
だが…
状況は一変した。
お笑いサークルに居た時出会ったあの
女芸人が決勝戦に駒を進めていた。
最初は、知っている芸人が決勝戦へ進出するのが嬉しかったが…
そのコンテストで女芸人は見事優勝をした。
その姿を私は梅酒を飲みながら、テレビでみていたのだ。
なぜ、酒をアテにみていたのか…
それは完全に現実逃避だ。
そうしなきゃこの状況を
このコンテストをみれないと、思ったからだ。
少しだけ、やさぐれた芸人の気持ちが分かった様で嬉しくもあったが、
『私が本気を出せばこの女芸人を追い越せる。同じスタートラインに立てる。』なんて、思っていたのは間違えだった。
…いや。そう思いたかったんだろう。
その女芸人は、
私より才能とセンスがあって
学歴や家柄もよく
それなのに努力も惜しまなかった。
そして、スター性も兼ね備えていた。
その時、
『この女芸人以上に努力して
才能もないと、同じスタートラインには立てない。』と梅酒の入った缶を傾けながら悟ったのを覚えている。
そして、芸人を主役にした小説が実写映画化されその映画を観に行った帰り。
その映画館から出てきた人の中で
『私も夢を諦める才能を持っていたい。
よし、芸人になるのを諦めよう。』
と思っていたのは私だけだっただろう。
こんな理由で、
12歳からの夢を20歳で諦めた私たが…
夢を諦めて今この文章を書いててるのが後数ヵ月で24歳となる年。
約4年が経っているが、
もう芸人に お笑いに未練がないか。
と言われるとそんなことはない。
未練はあるし後悔だって、沢山ある。
それはそうだ。
中学時代本気でお笑い芸人になりたくて、
芸人養成所のキッズ部門に体験入学した程なのだから。
あの時 こうしてれば。
あの時 ちゃんと努力していれば。
そう思う時は沢山ある。
だが、
トークライブを主催したり
お笑いライブを主催してみたり、
スマホの生配信アプリを使いトークをしてみたり。
芸人モドキの活動はいくつかやったし、
少なからずいい思いもした。
だから、
20歳当時よりは今現在は、未練はあまりない。
でもイベントなどをやりたい。
人前に立ってみたい。
と思うのは当時の未練が形を変えたものなんだろう。
8年もの月日
夢を見続けてそして散っていった
元芸人志望の私はただのお笑い好きに戻っていた。
そして、
夢を諦めた私ですが、
あの夢以上の目標には出会えていません。




