ある種のターニングポイント
彼女の話を書くことについて、
未だに整理できていないこともありますが、
それも、感情のまま書いているこのエッセイの良いところと思っています。
高2の10月頃に会ったんだとばっかり、思っていた前話でも少し話した彼女。
当時使っていたSNSの日記を見てみると、
2009年11月後半には彼女愚痴を書いているので
彼女は、高1の秋の編入であったことが判明した。
確かビジネス基礎の授業だった。
2クラス合同で映像を見てレポートを作成する授業だった。
その日がはじめての登校だった、彼女は
たまたま空いていた私の隣に座るように、ビジネス担当の先生に促された。
彼女は、あずき色をしたナップザックを背負って
水色のパーカーを着ていた。
私の周りには、高校編のはじまりに書いた友達や今でも仲良くしている男友達たちも居た。
だが、先生は、
私に「レポートの書き方教えてあげて」と名指しで言われた。
元々人の面倒をみたり、世話をやくのが嫌いではないのを知っているからこそ、隣の私に言ったのだろうが
それがすべてのはじまりだった。
彼女と私の間には″刷り込み効果″が働いたんだろう。
簡単にわかりやすく言えば、
″ひよこが生まれた時に見たものを親だと思う″というやつだ。
休み時間などに話しかけると、
私のパーソナルデータ(誕生日や、住んでる所 家族構成など)を聞いてきた。
しまいには、なぜこの通信制高校を選んだか まで。
隠す程のことではなかったので
私は、彼女にいじめで学校へ行かなくなったからだ と打ち明けた。
だが…今思い返すと彼女はわたしには色々聞いてくるのに、
彼女からは、なにも開示してこなかった。
そこで気付くべきだった…。
彼女の危険性と危うさに。
彼女が転校してきて1ヶ月もたたない頃だっただろう。
仕草や見た目が個性的である彼女は、
ある種、クラスメイトの注目の的になっていた。悪い意味で。
私も容姿がいい方ではないので、
そんなことは気にしなかった。
そこが問題ではなく、
彼女は私が友達と話している時は会話に参加しないのに、
終わった途端に
「ねぇ?今なに話してたの??」
と質問攻め。
正直心の中で、
『だったら、会話に入ってこいよ!』と思っていたが一向に会話に入って来なかった。
それだけならいい。
彼女は親しくなった(彼女が一方的に)人と
よく携帯で一緒に、写真を撮ろうとせがんでいた。
何度断っても彼女は写真を撮りたがった。
まだ私はマシな方だった。
今でも仲良くしている男友達で、学祭で女装コンテストに出場した天然系の男友達は、
断り続けても、毎日の様に恋人の様に肩を組んだ写真を撮ろう!
と迫られていた。
そう。私や友達と仲良く話しているのを見て、一方的に強烈な好意を抱かれていた。
他にも、
隣に座っている私の友達には挨拶せず
毎日の様に私にだけ、挨拶をしてきたり
エレベーターの中で二人きりになった時は急に
「(私のニックネーム)が男の子だったら付き合いたい」と
冗談とは思えないトーンで話されたのを覚えている。
その内、軽く無視をしても話しかけてくる
彼女の相手をしているのが辛くなり、
当時のSNSの日記には、ときどき彼女の愚痴を書いていた。
そうすると、彼女の前では言えない愚痴でSNSで繋がっている実際の友達同士でストレス発散をしていた。
この行為が正解かはわからない。
だが、心の辛さを溜め込む私としては
本当にギリギリの範囲にならないと愚痴を書かなかった。
だか、今思うとある日を境に彼女に対しての投稿が増えていた。
それは、2年生へ進学してすぐ
自由参加のイベントで動物公園へ遊びに行くと言うときだった。
私は、仲の良い友達たち7人でイベント終わりは自由解散だったので
カラオケに行く予定だった。
普通に学校帰りに行くと彼女が、いつもついてくるので、
撒けると思ったからだ。
…だが、その考えは甘かった。
彼女は好意を寄せてる相手がいるし、
親友と思っている(彼女が一方的に)私もいるので、帰りまでついてきた。
そして、何度も私は彼女に
「今日呼んでないから、次回ね」や
「なんでついてくるの?これから、みんなで予定があるんだけど。」と言ったが
聞く耳を持たずしまいには、
「(私のニックネーム)は、昔やられたことを、私にするの??」と、
彼女は自分を仲間はずれにしてほしくないから、放った一言だが
私にとっては触れてほしくない一言だった。
薄々わかっていたからこそ腹が立った。
何も知らない彼女には、
踏み込んで欲しくない領域のワードだったからだ。
腹が立ったが話が進まないので
私は友達たちに彼女も参加することを伝えたが、
どうにも怒りの感情がおさまらなかった。
いつか、このエッセイでも書いたが 恋の魔力とは恐ろしいもので、
そのカラオケの最中
彼女は天然系の男友達にアタックするチャンスとばかりに、
彼女は天然系の男友達の顔を見ながら、ニヤニヤと笑って
自分が歌う番になると、天然系の男友達へ向かって永遠と恋愛ソングを歌っていた。
これで、彼女が美人で歌が上手ければ
多少の可愛げはあるが…
まったくそんなことは無く、
歌もカラオケ慣れしていない私よりも、上手くなかった印象がある。
こうやって、エッセイにしていて今
ふと思うが
女というものは怖い。
ひとつの出来事でここまで嫌悪感を抱けるのだから。
一度だけ、彼女に直接怒った事がある。
SNSにも書いたぐらいだから相当
印象に残っていたんだろう。
…その点は、いまでも変わらないが。
ある日、彼女が話しかけてきた。
彼女「ねぇ??午後どうする?」
私「バイトの面接」
この時点で私は相当イラついていた。
その時はこれで終わったが
授業の休み時間に彼女がまた話しかけてきた。
彼女「バイトの面接っていってたけど、どこの??」
私「聞いてどうすんの?それ、教えたら来るの?」
彼女「行かないよ。」
と彼女が教室から去ろうとしていたので、呼び止めた。
私「じゃあさ、聞く意味あんの??(地名)のコンビニだけど。」
私「一緒に面接受ないんだし、受かったら来るの?来ないでしょ? 来ないんだったら聞かないで。」
と、そこまで怒ったつもりはなく
静かに注意した程度だったが、
だれも居ない教室で二人きりでそんな立ち話をしていたのを、女友達が見ていて
一緒に学校から帰ってるときに、
「さっきは、怖かったよ。」と言われてしまった。
母も同じなのだが、
怒りの感情を出した後何事も無かったかのように、笑顔で話す事があるので、
それが怖く映るらしい。
私が家族以外に怒りの感情をあらわにしたのは、後にも先にもこの彼女との一件だけだった。
相当、精神的に学校へ通うのが辛くなった頃よく担任に相談していた。
だが『彼女は私の事が好きだから仕方ない』の様な内容を言われた。
取り合ってくれなかったが、
次第に話を聞くという名目で愚痴を話していると、
「どうしたいの?」と言われた。
その答えが出た頃、私は友達の優しさに触れた。
まだもう少し彼女の話は続きます。




