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思い出し

「次は移動教室だよね」

「あ、そうだった」

美少女と話が夢中で気付かなかった

周りを見渡すと男子たちがこちらを向いて睨んでいるのに気づいた

「早く、移動しようか、俺初めてだから場所わからなくて」

急ぎ急ぎで彼女を誘導する

「わかった案内する、一緒にいこ」

二人は席を立ち上がり歩き出す

教室を出て廊下を歩きながら話し出す

「あのさ、つばめ彼氏とかいる?」

つばめが驚いたようにこちらを向いてくる

「いないけど」

「そう」

つばめに彼氏が居なくて安心する。俺は今までこんなに同級生の女子と話すのはほとんどなかった、中学の入学式女子に距離を詰めようと呼び捨てで話しかけたら気持ち悪がられそれ以降女子が避けてるような感じであまり話せなかった、高校も同じことをしてしまった後悔とやってよかったという気持ちがぶつかり合っていた

「何かあるの?」

不思議そうにこちらを伺ってくる

「いや、別につばめに彼氏が居ないことだけ知れてよかった」

「変なの」

笑いながらそう答える

「スマホ持ってる?」

話の話題を変え唐突に答える

「持ってるは持ってるけど、親とかとの連絡とかしかスマホ使わないから使い方わからないよ」

「メアド交換しない?、別にやだったらやだったでいいから」

周りから見れば俺がナンパしているように見えるだろう

「それって、友達とかがやるものだったと思うけど」

首をかしげ疑問を持っているかのような答え方をした。

「じぁ、これから友達になろ」

メアド交換しよ?と切り出すのは教室は男子の視線が気になり出来ないし、放課後も出来るは出来るけど、なるべく早く交換したかった

「と、友達?、集と私が?」

目を丸くし、言葉が上ずり、驚いた様子で聞いてくる

「そうに決まってんだろ、他に誰がいる」

進藤つばめは友達がいない、小学生のとき友達風な友達は出来た、中学に上がったらその子から「友達なんだから、金かせよ」と言われて金を貸していった、総額は全部で10万だ、私は友達がいなくなるのが嫌で渡していった、ある時、その子から「金なくなったから2万かせよ」と言われた

、でも「もうお金がなくなったので無理だよ」と言った、

その子は彼氏にふられたらしく、私に殴る蹴るをしながら、やけくそに「盗んでこい、親からでもいいから」などと言うので、私はその場から逃げ出した(もう一人でいい、友達なんかいてもろくなことない)と思った、それからその子に会うたび逃げて逃げて中学を卒業しここへ来た。

でも集からは本気で私と友達になりたいんだと何故か感じられ、なってもいいと思った。

「わかったこれから私たち友達ね」

つばめはこの友達を大事にしようと思った。

満面の笑みでそう答えたつばめはとても嬉しいと感じられるほどの絵がをだった

「おう」

こちらも満面の笑みで答えた、俺の女子の友達は初めてだ、


二人ともスマホを取り出しメアドを交換した

「これで完了っと」

「痛ー」

頭をおさえながらふらつく

「大丈夫?集」

真剣な表情で集に近寄る

「多分」

しばらくして集は倒れた

「どうしたの、ねぇ、集ってば」

体を揺すりながら心配そうな顔で声をかける

肩を組む状態で保健室へ向かう

返答なし


「大丈夫?」

心配そうに様子を伺う

「つばめ、ここはどこ?」

目を覚まし、上半身だけ起き上がる

「ここは保健室、本当に大丈夫?保健室の先生はしばらく寝てたら大丈夫って言ってたけど、急に倒れるから心配したよ」

「ずっと居てくれたの?」

「すっごく心配だったから授業サボってきちゃった」

「そこまでしなくても良かったのに」

「私がしたかったんだからいいでしょ」

えっへんと言わんばかりの口調で

「いてててて」

頭をおさえる、表情が曇る

「まだ、寝てた方が」

「あ、あーーーーーー」

「ねぇ、本当に大丈夫?」

集の頭の中で思い出がかけグリ回る

「あーーーーーーーーーーーー」

「つばめが...死ぬ」

小声で、か細げに言う集から涙がポロポロと流れ落ち出るのがわかる

「そんなに泣かないで、どうゆうことなの、全然意味がわからないよ、私は死なないよ」

「いや、なんでもない、気にしないで」

涙を拭う

「私が死ぬとか言ってるのに気にしないでとか気にしないでいれると思う?」

「ごめん」

真剣な表情で言ってくるからこれ以上追求するのはやめようと思った


今からちょうど3ヶ月後7月11日つばめは買い物の帰り道に交通事故で死ぬ、それを回避するために俺は過去へと戻ってきた(こんな大事なことを今まで忘れていたとは)


〜7月12日〜

俺はつばめが死んで途方にくれてた





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