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第5話 ノートの中身

タグテスト中(上手くいかなければ適当に修正しますのでしばしお待ちを・・・・・・)

 驚きとともに、ノートを読み進める。


 [ここに来てから、もう2月は立っているだろうか。うまく説明することはできないがここは不思議なところだ。私の知っている常識とここでの常識は何かが違う気がする。私は、私がここにいること、誰かこれをみるかはわからないが、まだ見ぬ誰かのために記録を取っていこうと思う。

 何から書いていこうか、まずはここの生活での基礎となるであろう、倉庫若しくは武器庫について説明をしようと思う。魔法の力とでもいうのだろうか、いったいどういう原理によるのかわからないが、『この倉庫にあるものは自動的に補充される。』

 このノートを見つけたということは、すでに見つけていると思うが、このボックスに入っているパンを始め、薬、矢、肌着などの消耗品はつかえば使った分翌日には補充されている。

 いつだれが補充してくれているのかなどは、全くわからない。私もこの数日でいくらか実験をしてみたのだが、それでわかったことは、ドアを閉めていなければ補充はなされない。倉庫の中に入っていると補充はされない。補充が行われるのは、あらかじめこの倉庫の中に入っているものだけである。

 そして、この倉庫に入っているものは、どうやら、古くならないか痛まないようだ。私の確認したところ、倉庫に保管することで肉などの生ものですら痛む様子が確認できなかった。]


 ここまで読んだ時点で、ぼくは一度倉庫へと向かった。先ほど、食べるかどうかを一時保留して、箱に戻しておいたパンを持って再び寝室に戻ってきた。

ノートの持ち主が言うには、このパンは食べても大丈夫なようだ。パンが補充されるなど、にわかには信じがたい話だが、それも試してみればいい。パンを手でちぎって、その断面を確認してみる。断面にもおかしそうなところは見当たらないし、臭いも問題がなさそうだ。パンのかけらを慎重に口の中に運んでみる。特別な味付けは何一つされていないパンそのものの味が口の中に広がった、その素朴な味が今はうれしかった。

 昨日、目を覚ました時点から何も食べていなかったぼくは、しばらく夢中にパンをむさぼり、あっという間に全体の半分以上を食べてしまった。決して小さなパンではなかったが、空腹に勝る調味料はないとはよく言ったものだ。

 水は小川から手に入るし、少なくともパンが毎日食べられるようだ。どうやら飢え死にすることはなさそうだ。

 水を桶から直接飲んでようやく落ち着いたぼくは、ようやく現実のことを考えられるようになってきていた。


 おなかも膨れたことだし、ぼくは、再度ノートを読み進めることにした。


 [一方、武器や鎧などの消耗品ではないものについて。

 結論から言うと、これらの武器や鎧についても補充はなされるようだ。いや、補充というよりは交換といったほうが正しいかもしれない。これらは、倉庫から持ちだして使っていても、新しい武器などは補充がされることはない、たが、刃が欠けたり、柄が折れたりしたものを倉庫の中にいれておくと、翌日には新しいものが倉庫に用意されている。ただ、例外としては、紛失したものに関しては、どうやって検知しているのかも不明なのだが、補充がなされるようである。先日、森の中で気付かないうちに、ダガーを落としてしまったのだが、いつの間にか倉庫に補充されていた。

 一体どういう目的、原理で、このような建物、仕組みが作られたのかは、私にも皆目見当がつかないが、生きていく上では、非常に助かるのだが……


 次にこの世界のことを書いてみようか。といっても、わからないことだらけなのだが、不思議な感覚になる、私の持っている疑問というのだろうか。

 これまでの期間で、倉庫に入っている武器をいくつか使ってみた。私の記憶の中では、といっても、忘れたのかそもそも知らなかったのかは定かではないが、武器なんか使ったことがなかったように思える。しかし、こちらで武器を使っていると、異常なほどに上達が早いような気がするのだ。

 始めはろくに持ち上げられもしなかった私が、数日剣を振っただけで、人の腕ほどの細さの木であれば、一息に斬り倒すことができるというのは普通なのだろうか?それとも、私が忘れていただけなのだろうか……

 追記:どうやら、この上達の速さについては、武器以外にも言えるようだ、最近始めた陶芸がすっかり身についてしまった。


 建物の周囲についての探索を最近開始したが、//今のところ何も見つけられてはいなかった//。

 『注意:先日、魔物としか言えないようなものに遭遇して危険な目にあった、外にでる際は注意が必要。建物の周囲は安全な様子である、詳細は後述する。』]


 魔物??


 ノートは、少しずつ書き足されていっているようで、時々追記したような跡などが見られていたが、この注意書きは、かなり強調して書かれていた。


 魔物ってなんだ?聞いたことがあるような聞いたことがないような気がする。詳細を探して、少しノートを飛ばしてみると、少し先のページにいくつかイラストが描いてあった。ノートにはいたるところに絵がかいてあって、ノートの持ち主が絵の才能に恵まれていたことがわかる。ぼくは、その横に、ちょっとした絵を描いてみた。うん、ぼくとは違うようだ……


評価、お気に入り登録いただいた方ありがとうございます!

励みになります~!


なかなか進まないお話ですが、おつきあいいただければ!


ノートの概要を自分用を兼ねて簡単にまとめ

<判明している倉庫の仕様>

○ 倉庫内、アイテムボックス内の消耗品は扉を閉めている状態で一晩過ごすと補充をされる。

○ 倉庫内に入れた物は、食べ物などを含め品質が悪化することはない。

○ 武器や防具などは、壊れた場合、紛失した場合に補充される。

<その他>

○ 技術の上達が早い(ようである)。

○ 外には危険な魔物がいる。


うーん、タグが上手く使えないので

[・・・・・・] イタリック

『・・・・・・』アンダーライン

//・・・・・・// 打消線

だと思っていただければ^^;;;

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