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吸血姫  作者: 氷水悠斗
2章
13/19

13 魔弾

私、Twitterでは散々騒いでますが結構忙しいご身分で…はいすみません言い訳しません普通に忘れてました。

『…こちらは、東京コントロール管制。…地点9000フィートを飛行中の機体へ告ぐ。所属を明らかにせよ。繰り返す、所属を明らかにせよ。』



「ちぃ…」

「応答無しか…自衛隊には?」

「連絡済みだ。これで5回目だ。次なかったら撃墜してもらおう」



『えー、LEA38…な、なんだよっ』

「おい、1機消えてるぞ!」

『なんだって!…本当だ…何が起こったァっ…』


謎の5機のうち、突如として1機の表示が消えた。


『あー、こちら、LEA381。例の地点より3マイルほど東を飛行中。えー、その地点から黒煙が上がっているのが分かる。』


『あ、ああ、東京コントロール、情報感謝する、LEA381。』


管制官はマイクから離れ、頭を抱える。

「一体そこで何が起こっているんだよ…」

「おい、2機が動き始めたぞ!おい、おいっ…」










「じゃあ、私の番かな……っと…………それっ」

リン姉は一気に両手に持つ魔弾を放った。


しかし、放った方向は真上だ。

一体何をするつもりなの…


呆然とそう思っていると、リン姉は、自ら戦闘機の群れへ飛んで行った。



『はっはー、何しようとするか思えば、特攻かよ。』

『テツを参考にしたのかねぇ…だが、チャンスだ。同じような目に遭わせてやる!』

『ああ!』『作戦通りにっ』




彼らは私たちの前で堂々宣言した通りに動き始める。


無防備にも特攻するリン姉に機関銃を光らせ、迫るは2機。




『オラオラオラオラァっ、人間様のプレゼントだあっ、くらいやがれぇぇっっ!』



「完っ全に気を取られているわね。」

「えっ」


リン姉が心配で全く気づかなかったが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


それはある方向へと飛んで行く。人間の1人も気付き叫ぶ。




『お前ら!気をつけろ!』

『大丈夫だ、仕留める!』

『ここ逃がしたら笑われもんだァっ』

『違う、そうじゃない!』

『よし、めっちゃ近づいてきたぞぉ』




リン姉はばら撒かれる無数の銃弾を避けつつ近付いていたが、突然、高く飛翔した。


『『なっ』』


リン姉の後ろに控えていたのは巨大な魔弾だった。



そう。レット姉はリン姉へ向けて放ったのだ。


なんという姉妹連携。


てかいつの間に呼称が定着していて、今更ながら恥ずかしく思った。



しかし、なんと2機はその魔弾を回避してみせた。


『っぶね〜』『危ないところだったぜ』


だが、安心した直後、頭上から魔弾が落ちてきて、その2機を爆散させた。


それは偶然ではなく、飛翔したリン姉が2つの魔弾を()()()()し、油断する彼らへと再度放ったのだ。




ここまでの一連の流れを私は呆然と見ていた。


全くもって信じられない。

常軌を逸してる。


このコンピュータグラフィックスのように精密かつ、アニメーションや映画のような精錬された格好いい動きに拍手喝采を送りたい気分であった。


これが見たかったのだ。魔術の戦いが。



しかし、リン姉は戻ってから(しか)めっ面で開口一番、私の気持ちを台無しにするように文句を言った。



「ちょぉ、ちょっと!なな、何魔弾撃ってんのさ!し、死ぬかと思ったじゃん!!」

「いやぁ、リンなら避けられると思って…」


顔を背け膨れた顔でリン姉は答える。


「避けられるよ、避けられるけどさ!」

避けられるのかよ。

「と、途中で加速させないでよぉ!ひ、必死に飛んだから疲れちゃったよぉ…」


リン姉は文句を言うのをやめ、私を見てきた。




「ねぇ、ベリー、妹成分補給したいから抱きしめてもいーい?」

「えっ?」




この馬鹿姉は何を言っているのだろうか。


手をワキワキさせながら近づいてくる。



「お姉ちゃんだってしてたんだしいいじゃん」


私は、悪あがきだと思うが必死の抵抗を試みた。


「いやいやいや、今、仮にも戦闘中な訳で!そんな事をする暇は…うわぁっちょっリン姉!?なな、何す…うわぁぁぁぁぁぁっっっ」

こっちは続編のストックがあるのですが、スミレの方は完全に白紙のまま。


とりあえず明日から本気出します()

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