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勇者の事後処理は大変です  作者: 泡津 海
第一章 新たな勇者
1/5

プロローグ

本作に目を向けてくださり有り難うございます。

今回が初投稿になります。

最後まで読んで頂けると幸いです。


 忙しい。とにかく忙しい。


 この国ができてもう数百年たっているが、歴代の王族の中で私ほど忙しくしている者はいなかっただろう。いや、絶対にいない。

 帝国の皇帝とはこの前会ったが、毎日子供と遊んでいると笑っていた。


 ふざけんな!こっちの身にもなれよ!



 ああ、学生の頃が懐かしい。

 あの頃は色々とやんちゃもしていたものだ。

 よく怒られては、反抗していたものだが、今自分が逆の立場になってよくわかる。


 こっちの仕事増やすなバカやろう!



「ルドルフ、物思いにふけってないでさっさと仕事して下さい」


 宰相のシルヴィアの私を呼ぶ声で、見たくもない書類の山が目に入ってしまう。


「頼むから少しは休憩の時間をとらせてくれないかね。朝早くから起こされて、いきなり書類仕事はさすがにしんどいのだが」


 私がシルヴィアに文句を言うが、そんなお願いが叶うはずもない。


「そうですか。そうですか。しんどい、ですか。かれこれ3日も徹夜している私に向かって休ませてくれ、ですか。昨日はぐっすり寝ておられて十分お休みになられたでしょう」


 シルヴィアが笑いながら(目は全く笑っていなかったが)、私に答える。


 ああ、どうしてこうなったのか。


 これも全てあいつのせいだ。


 あの時、これから地獄が待っているとも知らずに、勇者が見つかったと浮かれきっていた自分をぶん殴ってやりたい。


「ルドルフ、手が止まっていますよ」


 シルヴィアに急かされ、私はまた仕事を始めた。


プロローグ、最後まで読んで頂き有り難うございました。

第1話も同時に更新しました。

もし宜しければ、読んで頂けると嬉しいです。


・面白かった!

・続きが気になる!

・応援してる、更新頑張れ!


と思った方は、広告の下にある☆☆☆☆☆からの評価して頂けると嬉しいです。

すごく応援してるなら☆5、そうでもないなら☆1つと、感じたとおりで構いません。

すこしの応援でも励みになりますので、よろしくお願いします!

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