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私の過去。壱

河北かわきた 麗奈れいな視点の過去の思い出です。

「ねーねーお母さん、私のワンピースしらない?」


 私があの時、こんなことをいわなかったら、よかったのかもしれない。


 あの事件は、中学一年の夏のふとした出来事からだった。

__________________________________________________________________________________________


「あのボロボロだったワンピース?捨てたよ」


「えー何で勝手に捨てるの。意味わかんない。ボロボロでもあれは、結構気に入ってたワンピースだったんだよ?何なの?」


 私は、質問攻めにするようにめちゃくちゃいった。


「あーもうそんなに言う?あれはさすがにボロボロだったでしょ?だってさ、友達にボロボロの服着てるって思われるんだよ?いやでしょ」


 お母さんも反論するが私の怒りは、おさまらない。

 怒りの感情、通り越してもう泣きたい。


 するとお母さんは、


「わかった。わかった。じゃあさ今日、日曜日でみんないるし麗奈の服、買いに行こうか」


 そんなので心変わりするとでも思っているのか。

 でもまあちょっと新しい服ほしい・・・。


「よし、じゃあ決まり。お父さん達まだ寝てると思うからおこしてきて、」


 お母さんの手のひらころがされてる気もするけどまあいいや。


 河北家の日曜日の朝は、だいたいお母さんと私が早くベットから出て、お父さんと妹のかえでがお昼近くまで寝ている。


 ほんとによく寝ていられると思う。


 私は、家の中にあるすべての目覚まし時計集めて同じ時間にセットし、まずは、楓が寝ているベットに仕掛けた。 


 五秒前、三、二、一。


 アラームが一斉に鳴り響く。


 楓は、驚きすぎてベットから転げ落ちている(笑)。


「おねーちゃん。これほんとやめて。朝からイライラするんだよ。しかも今日、日曜じゃん」


「これからみんなで買い物行くんだけど、行く?」


「いかない」


 即答すぎない?

 しかもまたベットで寝るのかよ。

 仕方ない。あの手でいくか。


「新しいヘッドホン買ってあげるから・・・。」


「私がきめたやつね」


 そこも即答かよ。


 楓は、クールでかっこいい感じなのだが、いつもヘッドホンを首からぶらさげていて、ゲームなどをいつもしている。

 だから、家から出ないときなんかは、物でつる。


 リビングに行くと、お父さんがいた。

 

「おはよう。アラームうるさかったんだが」


 笑顔でそういっている。


「今日、みんなで買い物行くってことで良い?」


「じゃあ車ちょっとついでに洗車にだしていい?」


「いいよー」


「じゃあ決まりで」


 とてもたわいもない会話だった。


まだまだ続きます。

最近更新が遅くて申し訳ありません。

ですが、面白かったり楽しめたりしてもらえれば、とても光栄です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白かったです(≧∇≦)b続きが気になりますね( *´艸`)更新待ってます( =^ω^)
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