表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

これが日常になっていくんだな~

 俺は気にせずいつもの睡眠スポットにいき寝始めた。やはり、ここは気持ちがよい。あまり高くない位置に太陽があり光がほのかに暖かい。そして、調節をかけるように薄い雲がかかっている。しかも俺を包み込むようなやわらかい風も吹く。家のベットなんて比にならないくらい良い。


 そんなことを思いつつ、いつの間にか目を閉じていた。

 すると・・・チャイムが鳴った。もうそんな時間か。

 

 「教室いくか。」


 と独り言をいい体を動かした。この学校は、ホームルームの五分前くらいに予鈴がなる。はっきりいってうるさい。でもまあ俺はいつもこれに助かっているんだがな。


 教室に入ると、もう仲良しのグループができている。俺が入ったとき、ある一定の人と目が合ったが一瞬で目をそらされた。そんな怖いか?まあいいや。俺は窓側の一番後ろだっけか。

 

 席に座ると龍也が来た。


 「お~い。まさとーまたあそこでねてたのかよー」


 「あぁ、まあな。」


 「先生達に見つかんないようにうまくやれよーばれたら生徒会とかにも色々くるんだからなー」


 「わかってるって」

 

 龍也は屋上の件を知っている。それでも黙っていてくれる。たぶん仕事をしたくないだけだろうが。まあ俺としては本当に助かっている。


 「あっ、そういやさっき屋上にさ・・・」


 と俺が言いかけた時、ホームルーム開始のチャイムがなり、担任が入ってきた。


 「あっやべ。」

 

 といい龍也は、席に向かった。


 「ホームルーム始めるぞー」


 淡々とホームルームが行われる。担任は挨拶や自己紹介をし始めた。

 どうせこの後にもロングホームルームあるだろ。そこで話せばいいじゃん。そんなことを思っていた。ホームルームが終わった。やっとか。この後は、五分間の休み時間だ。

 すると龍也が誰よりもはやくきて、


 「なぁなぁ、今周りの人に聞いたんだけどさー。今年の一年なかなかの美女が何人かいるらしいぜ」


 もしかして・・・と思ったが口には、しなかった。


 「そうなのか・・・」


 「もしかして興味なし?それとも、もう会っちゃったの?」


 なんて勘の良いやつなんだ。いや違う人のこと言っているのかもしれない。それを踏まえて俺は、


 「どうだろうな」


 といった。龍也は、うーん といいそうな顔で考えて、


 「もしかして、まさと女子に興味ないのか?そっち系か?」


 「なんで、そうなる」


 と言い返したら一人で大笑いしていた。

 

 そしたらまた担任が入ってきてチャイムもなった。


 「ロングホームルーム始めるぞー」

 

 といい自己紹介などが始まった。ある程度終わると教材の配布があり、自分の生徒手帳が配られ自由な時間となった。するといきなり担任が、


 「えーと体でかいやつ・・・村寺ーお前ちょっと副教材を一年のとこまでとりにいくの手伝ってくんね?成績あげてもいいからさー」


 いいのかよ。そんなことで成績あげるとか言って教師としてどうなんだ。そんなこと思いながら


 「まあいいですよ」


 といった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ