表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

76/93

ここってSF映画の舞台じゃないよね?

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


俺は今全力で空を縦横無尽に駆け巡る。

後ろからは銃弾やらミサイルが……



『標的補足 ミサイルセット FIRE』


「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」



ポコポコミサイル撃ってくるんじゃねーよ!?

いつから魔界はエースコンバットの舞台に変わったんだ!!

このままだと俺は訳の分からん地蔵によってOverにKillされるんだよ!!



ちくしょう……!どうにかやり返す方法ないかな!?

あいつ無駄に硬いんだよなぁ……



そういえば飛行機の翼に異常が起きたら、機体全体がやられてしまうってテレビで言ってたなぁ…



じゃあアイツの翼を潰してしまえば墜落して俺の勝ちになるな。



今の俺は人様には見せられない、それはそれはもう悪い顔をしていることでしょう。

大丈夫、自覚はしている。今は気分が高揚して仕方ないんだよ!



ふはははは!まさか最強だと思っていたやつの弱点がこんなにも晒されているなんてな!

そのまま惨めに墜落して行くがいい!!



我ながら思考が魔族寄りになったもんだ。誇らしいことだがな。


俺はその場で直角に急旋回し、戦闘機もどきの上空に位置取る。そのまま手に剣を創り出し、翼に向かって急降下する。


ミサイルも銃口も横に付いている。現実の機体でもそうだが、だからこそ上からの攻撃には対処することが難しいのだ。


現に狙いを定めようとしているが、それ以上上に向けたら銃口が折れちゃうぜ?


もしかしたらすれ違いざまに銃弾が飛んでくるかもしれないから一応【硬質化】を発動しとこ。



ついでに『黒紋印・帳』も発動しとこ。ステータス補正がかかるし、もし翼をぶった切れなかったら恥ずかしいしな。


今の俺を鏡で見たらめっちゃかっけぇと思う。黒い剣持って全身に黒い刺青が入り、翼を広げて急降下してるとかカッコ良すぎない?


話がそれた。それよりもまずはこっちに集中しないとな。



「ふははははっ!死ねぇぇぇぇぇぇぇえええ!」




勢いを殺すことなく接近し、無事に戦闘機地蔵の右翼を両断することに成功した。


よかった…、無事に斬れた……。

そして片方の翼が無くなった戦闘機地蔵はバランスを崩し、墜落していき地面に激突した。



よっしゃ、ザマァ見やがれぇぇぇ!!

そのままコアまで壊れていてくれたらありがたい。


俺は墜落した近くに着地する。



警戒は怠らないよ。煙が晴れた瞬間銃口が全部こっちを向いてましたなんてことが起こったら笑えないしな。


すると戦闘機モードからさっきまで見てた要塞モードに切り替わった。でも結構ギリギリのようだ。形を維持するので精一杯っぽいし。




「攻撃してこない内に倒してしまいますか」



俺は剣を振りかぶり、地面をしっかり踏み込む。重心がしっかりしないとこんな機械の塊を両断することが出来ないからな。



『エネルギーチャージ完了』


「ん?なんだ?」




不意にそんな言葉が聞こえた気がした。たしかに変形する前に充電開始とか言ってた気がするが……



『魔弾砲発射準備完了 3…2…1…』



なんかよくわからんがとてつもなく嫌な予感がする。胸の中心部の特大キャノン砲みたいなやつにエネルギーが一点に集まっている。



これはまさかアレですか……!?

人類の夢と希望が詰まった、男達が大好きなアレですか………!?


そして目の前に立っている俺はヤバイ感じですか!?



これはヤバイ!!

全力で横に飛べぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!



『……0……魔弾砲 ()()







ズドォォォォォォォォォォォォォォォオオオン!!









その瞬間視界を埋め尽くすほどの濃密に圧縮された、そしてとんでもない威力のレーザーが放たれた。


氷を砕き、大地をも抉り、後方の山のど真ん中に大きな風穴を開けた。




「……あっぶねぇ……!」



が、俺は紙一重で回避していた。



いやマジで死ぬとこだった……!

アレがカウントダウンなしだったら間違いなく姿形残さずこの世から消えてたね。


死にそうになると脳が走馬灯を見せるって聞いたことはあったけど、本当だったんだな。


今まで生きてきた人生を全部振り返れた気がするよ。お陰で学生時代の黒歴史も思い出したしまったぞチクショウ。



でもあの威力はせこくない!?

何アレ!?山に穴が開くなんて漫画でしか見たことねーよ!?

(*自身が山を切り裂いたことはもう忘れてしまったらしい)



でも今がチャンスだ。

エネルギーを全部使い果たしたのか、レーザーを撃ってから全く動いていない。今のうちにコアを壊してしまわないと。


もしかしたら今もエネルギーチャージ中かもしれないしな。



もう一度剣を力強く握り、しっかり大地を踏みしめながら剣を全力で振り下ろす。



すると黒い斬撃が飛び、要塞地蔵を真っ二つに切り裂いた。



よし倒したと思ったがレベルアップしない。

ということはコアはまだ破壊できていないということだ。


そのままゆっくり近づき、動かないかどうかを確認してから手当たり次第にコアを探していく。


するとエネルギー砲の斜め左上辺りにソフトボール程の水晶のような物体を見つけた。おそらくこれがコアなのだろう。他に目ぼしいものなかったし。


図体の割にコア小さいな。

そう思いながら一思いにそれを握り潰す。


するとパソコンがシャットダウンする感じで停止音と共に全ての機能が停止した。

と、同時に俺のレベルも上がった。


これでやっとこの起動要塞に勝利することが出来たらしい。



あー疲れた……、こんな奴とはもう戦いたくないわ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ