ラッキーモンスター
とりあえずその辺にいたドーナツムリを6匹ほど捕まえておいて、俺達はやっと移動を開始した。
[ドーナツムリ]
殻がドーナツになっているカタツムリ。殻にはいろんなタイプのドーナツの種類がある。甘くて美味しい。
ドーナツって言われても、カタツムリ入ってるんじゃなんか食べにくいよね…
でもパンドラもフィリアもカタツムリ引っこ抜いて食べてたよ。俺の考えが古いのかな?
覚悟を決めて食べてみた。うまっ!!
ミス○ードーナツ並みにうまいな。
どうやら見た目と味は反比例しているようだ。
帰り道は簡単だ。
ガイドを使って魔王城までの道のりを表示すればいいだけだからな。
あとは食材集めだ。そう簡単にこの森には来れないのなら、ここだけの食材を取っておきたいな。
いや、ガイドでここまでの道のりは表示されるか。
「ゼノン様〜〜〜〜、これ〜〜〜〜。」
するとフィリアが何か持ってきた。
それは花だった。
「城に帰ったら〜〜〜〜、植物を育てるんだ〜〜。そのためには〜〜〜〜、いろいろ取っておこうと思って〜〜〜〜。」
「いいじゃないか。どんどん取っていきな。」
「わ〜〜〜〜い。」
なかなか微笑ましいな。
植物採集するフィリア、絵になるな。
まて!それは黄泉の花だ!!それは置いていけ!!
しばらく歩いていくと魔物に会うこともなく森の外に出ており、森は消えていた。
「やっと出られたな…」
「そうですね…大変でした…」
「久しぶりの〜〜〜〜、外だ〜〜〜〜。」
本当に神隠しみたいだな。気づけば外にいて、今までいた場所がなくなるなんて。
まぁ、後はこのまま真っ直ぐに帰るだけか。
と、思っていたら奥の方から四足歩行で走る魔物が突っ込んできた。
[レッドチリホーン]
表面が鎧で覆われ頭についた一本角が特徴的な魔物。
対象を見失うまで追い続ける。表面の鎧を削ると、辛味のあるスパイスが取れる。
森から出た途端これか……
まだ森の中の方が安全だったんじゃねぇか?
「ゼノン様!何か突っ込んで来ます!」
「ああ。サクッと倒すとするか。【蛇睨み】からの【風刃】!」
すると、レッドチリホーンの足が止まり風刃が直撃した。
しかし弾かれた。
固っ!!表面は鎧って書いてあるけど固すぎだろ!
もっとMP込めるか。
「ゼノン様〜〜、足止めは任せて〜〜〜〜。」
フィリアが?と思ってたらレッドチリホーンの足元から蔦が生えてきて相手の体を拘束した。
「攻撃は〜〜できないけど〜〜〜〜足止めは〜〜〜できるよ〜〜〜〜。」
おおっ!これは便利だな。
動かない相手なら絶対当たる!
MP100ぐらい消費して…
「【風刃】!」
さっきよりも大きい刃が飛んで行った。
そのままレッドチリホーンに当たり真っ二つにした。
よし!倒せた!
けどやっぱりもっと強くならないといけないな。
多分だけど、これからいろんな場所見て回るがもっと強い魔物はうじゃうじゃいると思うんだ。
もしかしたらディメンションイーターが可愛く見えるぐらい強い奴が……
その時に俺を信じてくれる仲間を守れるぐらいにはならないとな。
まぁ、飯食ってのんびりしてたら強くなれるんだが!
とりあえずレッドチリホーンを食べればもっと強くなれるだろう。倒してレベル上がったしな。
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名前 : ゼノン
種族 : 魔王 レベル : 22
【体力】: 3500 (+200) 【MP】 : 3100 (+200)
【攻撃力】: 1685 (+100)
【防御力】: 1750 (+100)
【素早さ】: 1610 (+100)
【運】 : 250
【ユニークスキル】
【悪食】【能力吸収】【鑑定】
【スキル】
【ファイア】【シトラス】【ディメンション】
【ラストブースト】【麻痺耐性】【風刃】【ガイド】
【蛇睨み】
【称号】
【新米魔王】【卵に負けし者】 【ユニークキラー】
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レベルが2上がるってことはやっぱり強かったんだな。
ていうかどっかに経験値がめちゃくちゃもらえるようなラッキーモンスターいないかな〜〜?
一気に20レベぐらい上がるようなメタルホニャララみたいなヤツ。
まぁ、まだ3エリアぐらいあるからどっかにはいると思うな。
「さすがです、ゼノン様!」
「すご〜〜い、ゼノン様〜〜〜〜。」
やっぱり美少女達に褒められるとめっちゃ嬉しいな。
今なら全速力でフルマラソン走れそうだ。
とりあえずパンドラのカバンにレッドチリホーンを収納してっと。
さあ、出発するか!
ほんとマジで急ごう……まだ森しか抜けてないから…
ところが茂みからまた魔物が飛び出してきた。
その魔物は鉄のような表面をしており、体長は30センチぐらいの大きさで可愛い顔をした雪だるまみたいなフォルムをしている。
またかよ……どんだけ出てくんだよ…
食料はレッドチリホーンで賄える量取れたからな。
まぁ、食料は多いに越したことはないが…
でも強い奴の後だからなぁ…
気分が乗らないなぁ…
でも多分襲ってくると思うからサクッと倒すか…
【鑑定】っと……どれどれ……
[ミニマムメタルン]
全身が金属で覆われており、とても素早くすぐ逃げてしまう。倒すとすぐ消えてしまうが経験値は大量に手に入る。やったね!実はまだ後3種類いる。
キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
見つけたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
今までだだ下がってたテンションが一気に回復したぜ!こんなテンションいつ以来だ……今なら素手で魔王倒せるわ。
あ、魔王俺か……
いや、まて……
落ち着け俺!!マジで見つけたからって浮かれるな!
思い出せ俺!!某ロールプレイングゲームでこいつにされた仕打ちを!!
逃げ出した、逃げ出した、逃げ出した!
そのログばかり見てきたはずだ!!
だったらどうする!?取るべき行動は一つ!!
先手必勝!!
「うおぉぉぉぉ!埋め尽くすぐらいの【風刃】!!」
俺はありったけの風刃を繰り出した。
しかし、ことごとく躱される。
やっぱり躱されるな……
しかし俺は今絶対に躱されない必殺技を思いついてしまった。
狙うは着地の瞬間……今!
「【ディメンション】!」
するとミニマムメタルンはディメンションに吸い込まれた。
よし、とりあえず成功!!
問題はここからだ…
落ち着け俺……俺なら出来る!!
俺はもう一度ディメンションを発動し、ミニマムメタルンを取り出す。
そして空間から出てきた瞬間を狙って、俺はMPを1000も注ぎ込んだ風刃を発動した。
いくら素早くても反応することが出来ず、ミニマムメタルンは風刃をくらい絶命した。




