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いざ、我が家へ!

あれから大変だった……


突然フィリアが泣き出してしまったからどう慰めようかと考えながら後ろを振り返ったら、なぜかパンドラも号泣してた。


前も後ろも泣き出して、まさに修羅場だった……

泣き止むまでめっちゃ時間かかったし……


当たり前のことを言ったつもりだったんだがな……




……しばらくして……





「もう落ち着いたか?」


「はい…ご迷惑おかけしました……」


「うん〜〜〜〜、もう大丈夫〜〜〜〜。」



落ち着いてくれてよかった。

さて、フィリアの今後についてだが……



「フィリアは俺達と一緒に来てくれるってことでいいんだよな?」


「うん〜〜、何処へでもついていくよ〜〜〜〜♪♪」



と、高らかに宣言した。




なにやら嬉しそうだ。

なにかいいことでもあったのか?

反対にパンドラの顔がすげー怖いけど…



とりあえず方針は決まったな。

今から魔王城に帰って、フィリアと畑を作って、取ってきた食材で料理を作る と。



そのためには帰りながら畑で育てられそうな植物の採取と食材の確保だな。


今カバンに入っているラインナップはほとんど食えないからな……



「じゃあ目的も達成したことだし、今から魔王城に帰るか。もちろん食材を集めながらな。」


「そうですね。フィリアも見つかったことですし。」


「さんせ〜〜い。久しぶりに帰ろ〜〜〜〜。私達の家に〜〜〜〜。」



色々あったが、これからはもっと賑やかになりそうだな。



だが、今から帰ろうとした時に事件が起こった。




「ゼノン様〜〜〜〜、おんぶして〜〜〜〜?」


「「はっ!?」」




フィリアが突然とんでもないことを言い出した。





おんぶだと!?いきなりハードルが高い!?

女の子をおんぶなんてしたことねーよ!?



「ダメですフィリア!!ちゃんと自分で歩きなさい!!」



いいぞパンドラ!もっと言ってやれ!



「ダメ〜〜〜〜〜〜〜〜?」



やめろ!!そんな上目遣いで俺を見るんじゃない!!

ここで魔王の威厳を見せるべきだ!頑張れ俺!!



「…………ちょっとだけだぞ。」


「わ〜〜〜〜い♪♪♪ 」



チクショウかわいい!!

やっぱり女の子のお願いは断りづらいな……



まぁちょっとだけだ。ちょっとだけ…






むにゅん…






バカな!!!着痩せするタイプだと!!??

今背中に当たってるのはアレだろ?アレなんだろ!?



これはヤバイ!!

負けるな俺!!魔王の威厳を保て!!




とりあえず俺は全力で素数を数えることにする。




「………居心地は悪くないか?」


「うん〜〜、すごく落ち着く〜〜〜〜。ゼノン様の背中あったか〜〜い♪♪♪ 」





ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

精神がゴリゴリ削られていくぅぅぅぅ!





耐えろ俺!このままでは変態スケコマシの烙印を押されてしまうぞ……




「……私だってまだしてもらったことないのに……どう始末してやろうかあの小娘……ブツブツブツ…」




こっちはこっちで怖えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!



やめろ!!謎の呪文を唱えるんじゃない!

俺を呪い殺す的なアレか!?




するとフィリアがパンドラの方を向いた。




どうしたのだろうとフィリアを見てみると、それはもう綺麗な綺麗な………





()()()をしていた。






「この小娘がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」






案の定パンドラ激怒。




パンドラがどこにしまってたのか、めちゃくちゃナイフを取り出して投げてきた。



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ヤバイヤバイヤバイ!

これはマジで殺されるやつだ!

俺なにもしてないのに!


フィリアもドヤ顔やめろ!!

これ以上煽るんじゃない!



「むふ〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪ 」




ピタッ、グニュグニュ…





何かとは言わないが、何かをさらに押し付けてきた。




「「ああああああああああああああああああ!!」」



やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

それ以上引っ付いて背中で動くなぁぁぁぁぁぁ!

パンドラが般若みたいになってるからぁぁぁぁ!



あぶねっ!

今かすったって!



うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!




それから一時間ほど鬼ごっこは続いた。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「はぁ……はぁ…落ち着いたか……?」


「はぁ……はぁ…はい…落ち着きました…。」



あれからどうなったかというと、あの鬼ごっこの途中フィリアが背中で寝た。すごくない?

あんなナイフが飛んでくる中で寝たんだ。


そこからさらにパンドラに一時間ほど問い詰められ、最終的に今度パンドラにもおんぶするという判決で幕を閉じた。



俺被害者なのにね……



改めてフィリアはマイペースだということを思い知らされたよ……




問題は解決されたってことでそろそろ魔王城に向けて動き出さないとな。


かなり前に帰ること決まったのにまだその場から動けてねーよ……



時計ないからわからんけど、多分今は昼を過ぎたぐらいかな?

朝の内容が濃過ぎたから時間感覚バグってきた……





「ほらフィリア起きろー、移動するぞー。」


「は〜〜〜〜い。」



起きてたのかよこいつ…ってことは俺が怒られてる時も起きてたってことかよ…




「まぁいい…とりあえず移動するぞ?このままじゃ夜になってしまう。」



「あーーーっ!こんなところに()()()()()()がいますよ、フィリア!!」


「ほんとだ〜〜、甘くて〜〜美味しいよね〜〜。」




もう脱線してるよ!!

でもドーナツムリ俺も気になるけどさ!?



まぁ、300年ぶりの再会だもんな。

いろいろあったけど、やっぱりパンドラと四魔天のみんなは仲がいいんだろう。



しばらくそっとしといてあげるか。




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