1日目
「1000ウェンだよ〜、これからも頑張りたまえ。この美しい僕を目指して!」
ウェンと言うのはお金の単位だ。
銅貨一枚が20ウェン
銀貨1枚が2000ウェン
金貨1枚が200000ウェン
白金貨一枚が20000000ウェン
それぞれ半分の価値の半銅貨、半銀貨、半金貨、半白金貨
2倍の価値の大銅貨、大銀貨、大金貨、大白金貨
がある。
現在、僕は薬草を採集し、ギルドで換金したところだ。
ギルドを出るともうすっかり日が暮れていた。
今日はどこに泊まろう……。僕は宿について聞くためにギルドに戻ろうとした。
ぐぅ〜。
腹の虫がなった。
よしっ、まずはご飯を食べに行こう!
そう言って和也は夜の街へ歩きだした。
「うめぇ〜。」
現在僕は“肉と共に”という店で夕飯を食べている。名前の通りにメニューには多くの肉料理が書かれてある。僕は800ウェンの“今日の肉”を頼んだ。すると鉄板に乗ったステーキがやってきた。見た感じ900グラムはあった。噛むごとに肉汁が溢れ出し、口の中で踊りだす。多分、今まで食べた肉で一番うまいと思う。
「よおぉ〜新人。肉をしっかり食ってるか?肉は筋肉の元だ。筋肉は強い!筋肉は美しい!筋肉は人生だぁ〜!」
そう言いながら彼、アーマーさんがやってきた。酒臭い……。
「俺の奢りだ!食え!」
そう言いながらアーマーさんは肉を注文した。すると鶏の丸焼きのようなものがでてきた。
僕は言われた通りに肉を食べる。美味い。
肉はあっという間になくなってしまった。もうお腹いっぱい……。
「酒を持ってこい〜」
「肉だけじゃなく、酒も飲めぇ〜。男が酒の一樽や二樽ぐらい飲めなくてどうする!」
単位は樽らしい。
「僕は未成年なのでお酒はちょっと……」
「俺の酒は飲めねぇのか!」
アーマーさんは酔っていらっしゃる。
ゴクッ
仕方なく僕は飲む。喉が熱い。初めてお酒を飲んだ。これが酒の味なんだな……。
あれぇ〜?視界がぼやけてきた。グニャグニャと視界が歪む。
音が遠くなってきた。あれぇ〜?アーマーさん何言っているんだろう?
そこで僕は意識を落とした。